2011年07月30日
▽ 「立ち止まって原発考えて」
都知事が「東京に原子力発電所を誘致する」と宣言して大騒ぎする映画『東京原発』(2004年)を再上映する動きが、東日本大震災後、東 北に広がっている。原発政策のあり方を問いかける作品として、山形市に本部を置く東北の独立系上映館「フォーラムネットワーク」が注目した。上山市出身の 山川元監督(54)に、今回の原発事故をどう見ているか聞いた。
映画は山川監督が広瀬隆氏の著書「東京に原発を」(1986年刊)に着想を得て、脚本から手掛けた。
山川監督は「福島第一原発が放射能をまき散らした今となってはとも思うが、ここは一度、一人ひとりが立ち止まって原発について考えて欲しい」と言う。