原子力関連団体などが費用を出す大阪の子ども向け科学イベント「みんなのくらしと放射線展」が今夏、姿を変える。大阪府立大の研究者らが放射線の 「有用性」を紹介してきたが、福島第一原発事故で放射能への不安が高まったのを受け、イベント色を排し数十人規模の勉強会に縮小する。1984年に始まり、今年で28回目。昨年は4日間で1万6千人が参加した。「農業」「工業」「医療」「発電」の4ブースで、実験やクイズを通して医療用X線やジャガイモの発芽防止など放射線が役立つ側面を強調してきた。
「日本原子力文化振興財団」「関西原子力懇談会」など9団体の賛助金で運営。