再生可能エネルギーに関する五つの誤解 via 日経エレクトロニクス

2011/07/11 10:17
野澤 哲生=日経エレクトロニクス
Fraunhofer Instituteが集計した2011年5月のドイツの電力需要曲線。そのうち、黄色が太陽光発電、薄い緑色が風力発電、グレーが従来の発電(火力や原子力発電)で賄った部分。グラフ提供:Fraunhofer ISE。
Fraunhofer Instituteが集計した2011年5月のドイツの電力需要曲線。そのうち、黄色が太陽光発電、薄い緑色が風力発電、グレーが従来の発電(火力や原子力発電)で賄った部分。グラフ提供:Fraunhofer ISE。
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スペインREE社が公開している電源別の出力曲線で、2010年11月9日のデータ。風力発電(緑色)の割合が非常に大きくなり、一方で、石炭火力(赤色)を大きく減らすことが出来ている。。
スペインREE社が公開している電源別の出力曲線で、2010年11月9日のデータ。風力発電(緑色)の割合が非常に大きくなり、一方で、石炭火力(赤色)を大きく減らすことが出来ている。。
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電力危機の中、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが話題になっています。テレビでもそれを取り上げた番組を見ない日はないほど。ところが、 残念ながら、再生可能エネルギーに否定的なコメンテータの方の多くは、再生可能エネルギーを事実に基づいて正しく理解していない、つまり誤解しているよう です。誤解しているから、否定的なのでしょうけど。幸い、その誤解の多くは事実を知れば解消するものがほとんどです。ここでは、その解消を試みようと思い ます。

いくつかある誤解を整理すると、再生可能エネルギーは、(1)発電コストが高い、(2)太陽電池は大量導入しても発電コストが下がらない、(3)既存の 発電源(例えば、原子力発電など)とは量的に対抗できない、(4)広大な土地が必要、(5)出力が大きく変動する、と五つぐらいになるようです。

続きは再生可能エネルギーに関する五つの誤解

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