「浜岡廃炉、脱原発」訴え 静岡で30団体が集会 via 中日新聞

前福島知事らも参加

脱原発を求める市民団体が17日、静岡市葵区の常磐公園で「『廃炉は浜岡から』反原発全国集会」を開いた。福島県の佐藤栄佐久前知事が「原発政策 を、経済産業省だけに進めさせてはいけない」と訴え、参加者たちは「日本中の原発の速やかな廃炉を目指す」などとした決議文を採択した。

佐藤前知事は、経産省の官僚たちが原発を推進している張本人だと強調し「(東京電力福島第一原発の)事故後、東電幹部や大臣たちが謝罪している が、役人は表に出ていない」と、説明責任を果たさない姿勢を批判。「情報公開しないのはファシズムと同じ。民主主義に全く逆行している」と強調した。

また社民党の福島瑞穂党首も浜岡原発の廃炉を訴え、「浜岡の問題は津波対策だけでない。防潮壁の整備などに無駄な金をかけず、自然エネルギーの推進にかじを切るべきだ」と呼び掛けた。

集会は「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」が主催し、県内外の約30の反原発団体から約700人(主催者発表)が参加した。

シュプレヒコールを上げながら市街地をデモ行進し、中部電力静岡支店(同区本通)の玄関前では、各団体の代表者らが決議文を貼り付けていた。

「浜岡廃炉、脱原発」訴え 静岡で30団体が集会

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