原発輸出「商談遅れる」 国際協力銀の渡辺・経営責任者 via 日本経済新聞

2011/7/13 23:39

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史・経営責任者は13日の定例記者会見で、同行が進めるインフラ輸出支援の対象に原子力発電所が含まれ ていることについて、福島原発事故の影響で「商談のスピードが遅くなる」と述べた。ただ新興国が電力需要の急増に対応するには「原子力は避けて通れない選 択肢」とも述べ、輸出機会は失われていないとの見方を示した。

渡辺氏はベトナム、トルコ、ヨルダンなど輸出先の国から、福島原発事故の原因について問い合わせを受けたことを明かし、日本が科学的な検証 結果を明らかにする必要性を強調した。ただ日本の原発技術については「世界で提供されている中でベストであることは疑いない」と述べた。

JBICは2012年4月に日本政策金融公庫の1部門から独立し、政府が全額出資する特殊会社になる。今月12日に新たな業務範囲を閣議決 定し、現行では途上国向けに限られる輸出金融を、発電インフラや船舶、人工衛星などの大型案件に限り、先進国向けでも手がけられるようにした。

原発輸出「商談遅れる」 国際協力銀の渡辺・経営責任者

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3 Responses to 原発輸出「商談遅れる」 国際協力銀の渡辺・経営責任者 via 日本経済新聞

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