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旧東独原発廃炉ルポ:「核のゴミ」24年間未解決 via 毎日新聞

 【ルプミン(ドイツ北部)で篠田航一】2022年までの「脱原発」を決めたドイツで、旧東ドイツ時代に稼働していたグライフスワルト原発(5基、出 力各44万キロワット)の廃炉作業が続く。1990年の運転停止から70年以上かかる困難な作業に加え、敷地内には処分先が決まらない「核のゴミ」が残 る。福島原発事故後は日本からの訪問者も目立つという廃炉現場に入った。 上下つなぎの防護服に着替え、用意された靴や帽子で肌を覆い、線量計を持たされて「中間貯蔵施設」に入った。2万平方メートルの巨大倉庫のような建物内に、高さ3〜4メートルの円筒形の原子炉圧力容器や蒸気発生器が30体ほど横たわる。

「危険なのでなるべく早く離れて」。ドイツ政府出資の廃炉専門会社「EWN」社のグドルン・オルデンブルク渉外担当副部長から注意され、10分ほ どで圧力容器から離れた。2メートルの距離で、被ばく量は毎時50マイクロシーベルト。福島第1原発周辺の線量が高い地域とほぼ同じだ。

解体するには汚染度が高すぎる圧力容器は50年ほど保管し、放射線量が下がるのを待つ。その後の除染作業は、未来の作業員に任せるしかない。廃炉完了までは運転停止から70年以上はかかる計算だ。

別の作業場では防護服姿の約20人の作業員が、建屋廃材などの除染作業をしていた。金属粉や高圧洗浄水を廃材に吹き付け、汚染された表面を削ったり、洗い 流したりする。「東独時代に自ら手掛けた原発を自ら壊す。技術者にとってつらい作業だった。でもこの原発を誰より知っているのは自分たちという誇りがあ る。これも大切な仕事だと今は気持ちを切り替えている」。1977年から働く技術者のハンスゲルト・メンツウェルさん(54)は話す。だが、1日の被ばく 量が200マイクロシーベルトに達すると作業は終了となるため、線量の高い部分の除染は簡単に進まない。福島第1原発については「事故を起こしており、通 常の廃炉作業より複雑。除染は容易ではない」と指摘した。

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