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Tag Archives: 東京電力
福島第一原発1、2号機の排気筒 支柱に新たな破断 本紙指摘で判明via 東京新聞
東京電力福島第一原発が抱えるリスクの一つ、1、2号機の排気筒(高さ約百二十メートル)について、本紙が二月、同原発内で撮影した写真を詳細に分析したところ、地上から四十五メートル付近の支柱に新たな破断が一カ所見つかった。本紙の通報を受け、東電は六日、破断を確認したと発表した。 東電はこれまで、年一回望遠レンズで排気筒を撮影して分析。六十六メートル付近に四カ所八本の支柱が破断したり損傷したりしていると原子力規制委員会や福島県に報告していた。 […] 排気筒は事故直後、1号機の格納容器が壊れるのを防ぐため、汚染蒸気を逃がすベント(排気)に使われた。東電は、破断などは1号機の水素爆発や、余震の影響だとしている。再び大地震に襲われれば、倒壊する可能性があり、地上五十五メートルから上半分を二〇一九年ごろを目標に、解体する方針。 東電は「線量が高く近づけない場所があったため、確認できなかった。(本紙の)指摘であらためて調べたところ、見つかった。地震の揺れなどで排気筒が倒壊する可能性が高まったとは言えない」と説明した。 (山川剛史、荒井六貴) 全文はこちら。
原発事故の賠償負担 新電力6割が反対「経営に影響」via東京新聞
昨年四月の電力小売り全面自由化で参入した主な電力会社(新電力)四十四社のうち六割超に当たる二十九社が、東京電力福島第一原発事故の賠償費の一部を新電力も負担する政府方針に「経営に影響」「自由化の芽を摘む」などと懸念や反発を示していることが、共同通信社のアンケートで分かった。顧客獲得の達成状況は七割が目標通りかそれ以上と回答。自由化の滑り出しは比較的順調だが、制度上の問題点も浮き彫りになった。 経済産業省が昨年末、賠償費の一部負担を新電力にも求める方針を決めたことに、十三社が経営や営業活動に「悪影響となる」、十六社が「何らかの影響がある」と答え、合わせると六割を超えた。「影響なし」は一社だけだった。影響があるとした理由を尋ねると、最終的に電気料金に上乗せされるため「自由化の芽を摘むことになる」、「国民への説明が足りない」と政府への批判が目立った。 新電力の利用者も契約の切り替え前は原発による電気を使っていたとして、賠償費の負担を求める経産省の説明に対し、十八社が「負担はおかしい」と答えた。 顧客獲得は「目標値を大幅に超えた」が七社、「やや上回った」が四社。「目標通り」は十九社で、合わせると三十社に上った。「やや下回った」は八社、「大幅に下回った」は三社だった。 […] もっと読む。
2号機の足場から湯気を確認 冷却水が溶融燃料熱で蒸発か via 産経ニュース
東京電力は30日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内部に、カメラや線量計を搭載した自走式ロボットを投入するなどして撮影した画像を鮮明化して分析した結果を発表した。原子炉直下にある格子状の作業用足場の下から立ち上っている湯気を確認した。原子炉冷却のために注いでいる水が足場の下に溶け落ちた核燃料(デブリ)の熱で蒸発した可能性がある。 (略) 2号機では圧力容器の内部にデブリの大部分が残り、一部が底部を突き破って流れ出たと推定されている。画像の鮮明化でもデブリは見つからなかった。鮮明化した画像では、足場にこれまで判明していたよりも広範囲の脱落が見つかった。 全文は2号機の足場から湯気を確認 冷却水が溶融燃料熱で蒸発か
福島第一1号機、地下調査終了−デブリ分布確認至らず(動画あり)via 日刊工業新聞
東京電力は福島第一原子力発電所1号機の地下階調査を終えた。投入した調査ロボットは予定の作業をほぼ完璧にこなして帰還したが、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の分布状況は分からなかった。東電は計測したデータを解析するが、デブリの状況を推定するのには1―2カ月かかる見通しだ。国と東電は今夏にはデブリの取り出し方針を決める。方針は取り出し方法を絞り込まず、幅を持たせた内容になりそうだ。 (小寺貴之) […] 全文を読む。
作業員3人に放射性物質を含む水かかる 女川原発、被曝なし via 産経ニュース
東北電力は27日、宮城県の女川原発2号機で、仮設の排水ポンプの撤去作業中、作業員3人に放射性物質を含む水がかかったと発表した。外部への流出はなく、検査で3人とも被曝がないことを確認したという。 東北電によると、同日午前10時17分ごろ、2号機の原子炉建屋地下3階で、協力企業の作業員が仮設ホースの接続部を外そうとしたところ、中にたまっていた水が漏れ出した。配管のバルブが閉まっていなかったといい、詳しい原因を調べている。 漏れ出た水の量は推定約5リットル。放射能量は国への報告基準の約1千分の1の約3400ベクレルだったという。 続きは作業員3人に放射性物質を含む水かかる 女川原発、被曝なし
開口部付近最大7・4シーベルト 福島第1原発1号機 via 中日新聞
東京電力は22日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器底部にたまった高濃度汚染水の中を線量計とカメラを搭載した自走式ロボットで21日に調査した結果、圧力容器の土台にある開口部付近の4カ所で毎時3・0~7・4シーベルトの放射線量を測定したと発表した。撮影した画像には構造物や堆積物が写っていたが、東電は「溶け落ちた核燃料(デブリ)と断定できるものはなかった」としている。 続きは開口部付近最大7・4シーベルト 福島第1原発1号機
水中で毎時1.5シーベルト=1号機格納容器底1メートル-ロボット投入・福島原発 via 時事通信
東京電力は19日、福島第1原発で溶け落ちた核燃料(デブリ)がたまっているとみられる1号機格納容器底部の水中で、毎時1.5シーベルトの放射線量を測定したと発表した。水中で比較的高い線量が確認されたが、東電はデブリの有無について「今回のデータでは明らかになっていない」と説明している。 東電によると、毎時1.5シーベルトの放射線量は18日に投入したロボットが作業用足場からつり下げた線量計によって測定。測定場所は格納容器底部から1メートルの高さの水中で、同じ線量を人間が浴び続ければ、5時間弱で死亡するほどの値だった。水は放射線を遮る性質があり、近くに高い線量を出す物が存在している可能性もあるが、原因は分かっていない。 続きは 水中で毎時1.5シーベルト=1号機格納容器底1メートル-ロボット投入・福島原発
原発避難者訴訟 原告、笑顔なき勝訴…苦労報われず落胆 via 毎日新聞
笑顔なき「一部勝訴」だった。17日の原発避難者訴訟の判決で、前橋地裁は東京電力と国の賠償責任は認めたものの、命じられた賠償額は原告の請求からは程遠かった。古里を奪われた代償を求めて3年半。大半の原告が周囲に知られないように名前も伏せ、息をひそめるようにして闘ってきた。「もっと寄り添ってくれる判決を期待していたのに」。苦労が報われなかった原告の顔には落胆の表情が浮かんだ。 認定、137人の半分以下 「国と東電の責任を認めさせた。心からうれしいのは間違いない」。判決後の集会で壇上に立った原告の丹治(たんじ)杉江さん(60)はこう言った後、言葉に詰まった。「この6年間つらいことばかりだった。納得できるかな……」 原発事故当時、福島県いわき市に住んでいた。夫の幹夫さん(63)はワープロ修理業を営み全国から注文を受けていたが、事故後、「福島にワープロを送るのは……」と敬遠され、注文が激減した。 事故の4カ月後、夫と群馬県へ自主避難した。私たちだけ逃げる選択をした--。福島にとどまった人たちへの後ろめたさは消えない。それでも「原発事故を繰り返してはいけない」との思いから、群馬県内で脱原発の集会や街頭活動に積極的に参加し、避難者訴訟の原告にも加わった。 原告は45世帯137人。丹治さんを含めほぼ全世帯の代表が法廷に立ち、避難の苦しみや東電と国への怒りを訴えた。しかし、原告の中に名前を公にしている人はほとんどいない。「裁判をしていると周囲に知られたら、子どもが差別を受け、仕事へ影響することを恐れている」ためだ。丹治さん自身も「裁判すれば金(賠償金)がもらえるんでしょ」と、心ない言葉を受けたことがある。 国の指針に基づくと、自主避難の場合、東電からの慰謝料は生活費との合算で総額8万円。原告たちを突き動かしてきたのは「ふるさとを奪われた苦しみへの賠償が不十分」という思いだったが、判決で賠償が認められたのは原告の半分以下の62人だけだった。 […] 原告の自宅検証…原裁判長 原発避難者訴訟で国と東電に賠償を命じた前橋地裁の原道子裁判長(59)は1985年に裁判官となった。千葉、東京、宇都宮地裁を経て2013年から前橋地裁で裁判長をしている。 今回の訴訟では積極的な訴訟指揮を執り、月1回のペースで口頭弁論や争点整理の期日を設定。昨年5月には福島第1原発の30キロ圏内にある原告4世帯の自宅を検証した。福島地裁を除き、各地の集団訴訟では初の現地検証だった。 全文は 原発避難者訴訟 原告、笑顔なき勝訴…苦労報われず落胆
原発避難者訴訟 東電と国に賠償命じる 前橋地裁 via 毎日新聞[号外]
東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から群馬県に避難した住民ら45世帯137人が東電と国に約15億円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁(原道子裁判長)は17日、東電と国に3855万円の支払いを命じる判決を言い渡した。原発事故全国弁護団連絡会によると、同様の集団訴訟は全国20地裁・支部で約1万2000人が起こしており、今回が初めての判決。 全文は 原発避難者訴訟 東電と国に賠償命じる 前橋地裁
3・11直後から通い続けて6年――東電会見の真実 「言いにくいことは説明しないという姿勢はおかしい」 via 週プレNews
東日本大震災から6年――。いまだ福島第一原発事故の収束のめどは立っていない。東電はこれまで何をしてきたのか? 事故直後から東電の会見に通い詰める芸人「おしどりマコ&ケン」が、その真実を明かす! * * * 今年1月30日、東京電力はメルトダウン(炉心溶融)した福島第一原発2号機の原子炉の下に、黒い大きな塊があると発表した。溶け落ちた核燃料の可能性があるという。 そして2月9日には、2号機格納容器内の放射線量が、1時間当たり最大650Sv(シーベルト)と推定されたと発表。これは人が浴びると1分程度で死に至る高線量だという。 東日本大震災からもうすぐ6年。だが原発事故はまだまだ収束には至っていない――。 そんななか、2011年の事故直後から東京電力の記者会見に出続けてきた人物がいる。お笑い芸人「おしどり」のマコとケンだ。 (略) マコさんが初めて質問をしたのは、11年4月19日の会見だった。 「『インターネットのライブ動画で、福島第一原発から白煙が上がっていますが、あれはなんですか?』と質問しました。答えは『おそらく、水蒸気。湯気だろう』と。『では、その湯気には放射性物質は含まれていませんか?』と聞くと『含まれていると思います』と。その後、『どれくらい出ているのか概算でいいから出してください』と尋ねると『計算します』と言いました」 しかし、翌週になっても、1ヵ月たっても答えは返ってこない。そして3ヵ月後の7月になってようやく出された数値は「1時間当たり2900億ベクレルBq(4月4日から6日の間)」だった。 「質問した4月の時点で『どれくらいの放射性物質が出続けているか』が重要だったのに、そのときに公表しないのはアンフェアだと思いました。 また、11年3月13日、14日には中性子が検出されていますが、中性子がいつ、どれだけ放出されたかの評価もされていません。自衛隊は4月26日まで原発上空を飛んで各原子炉の温度を測っていて、そのときに自衛隊の人たちは中性子に被曝(ひばく)しているという記録があるにもかかわらずです。 『作業員の人は、どれくらい被曝していますか』と聞いたときも、『それはプライバシーの問題なので』と当初答えてもらえなかった。言いにくいことはほとんど説明しないという姿勢はおかしいです」 全文は3・11直後から通い続けて6年――東電会見の真実 「言いにくいことは説明しないという姿勢はおかしい」