Tag Archives: デブリ

福島第一原発の廃炉「終了時期を見通すことは不可能」原子力規制委 via YAHOO!ニュースJAPAN

[…] 原子力規制委員会・更田豊志委員長:「(廃炉について)現実的に、例えばさまざまな方面に対して約束できるような年数を確定させるのは私は技術的に不可能だというふうに思っています」  会見で更田委員長は、福島第一原発の1号機から3号機にある燃料デブリ一つとっても、いつまでに片付けられるか年限を区切るのは事実上不可能だと思っていると述べました。   そのうえで、福島県などの人達に廃炉まで何年という約束を確定させるのは技術的に不可能だとの認識を示しました。   デブリ取り出しなどが難航するなか、政府と東京電力は廃炉まで最大であと29年という目標を依然として掲げたままです。 全文

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小出裕章氏「福島原発は石棺で閉じ込めるしかない」 via 週間エコノミストOnline

2011年3月11日に発生した東京電力福島第1原子力発電所の破局的な事故(フクシマ事故)の災禍は、今もなお続いている。放射能汚染水の取り扱いなどは今まさに直面している焦眉(しょうび)の課題だが、ここでは廃炉を完了させるに当たって避けては通れないデブリ(熔融<ようゆう>した核燃料と原子炉構造物等が混合した残がい)の回収が不可能である、という点に絞って記すことにする。  フクシマ事故で問題となる核分裂生成物のうち、人間に対して最大の脅威となる放射性物質は「セシウム137」だ。日本政府によると、フクシマ事故では広島原爆がばらまいた168倍のセシウム137が大気中にばらまかれたという。「原子力緊急事態宣言」が当日発令され、その宣言は10年を経た現在も解除できないまま続いている。炉心には広島原爆の約7800発分のセシウム137が存在していた。 […] しかし、スリーマイル島原発は米ウェスチングハウス(WH)社が開発した加圧水型軽水炉(PWR)を使っていたのに対して、福島原発は米ゼネラル・エレクトリック(GE)社が開発した沸騰水型軽水炉(BWR)を使用していた。PWR型はBWR型に比べて圧力容器鋼材の厚さが厚い。[…] 原文

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デブリ見えても取り出せなければ意味なし 廃炉はやはり遠い道のりか 福島第1原発2号機 via 産経ニュース

[…] 「燃料集合体の一部が底部に落下している。原子炉の中にある燃料が落下して外に出ているということになるので、その周辺にある堆積物はデブリだと考えられる」 […] また、「こういった大きい物(ハンドル)が原子炉の外に出るぐらいの大きな穴が開いた」とも指摘した。 東電がこの小石状の物体をデブリと判断したのは、ハンドル以外にも形状自体に理由があった。 1979年、米スリーマイル島原発で起きた事故では、原子炉の中で小石状のデブリが確認された。「高温の燃料溶融物が、水のある部分に触れることで急冷されると、小石状の物ができる。これがスリーマイル島の事故で得られた知見だ」と木元氏。 […] 「見える」と「取り出し」は別と規制委 […] 一方、規制委の更田(ふけた)豊志委員長は「デブリ取り出しは手をつけることによって一時的にリスクが高い状態を作り出すので、必ずしも早ければいいというものではない」と慎重な姿勢。ただ、福島県の内堀雅雄知事は、デブリをコンクリートで建屋内に封じ込める「石棺」について「到底容認できない」としており、東電は取り出し方法を模索するしかないのが現状だ。 […] ●デブリ取り出し=溶け落ちた核燃料と周辺の金属が融合して固まったものをデブリと呼び、高い放射線を発するため取り出しは廃炉の最大の難関となる。1979年の米スリーマイルアイランド原発2号機での事故では、デブリが原子炉圧力容器の中にとどまっていたため、中を水で満たす冠水工法で85年から取り出しを開始、89年にほぼ終えた。86年の旧ソ連チェルノブイリ原発4号炉の事故ではデブリを取り出さず、4号炉をコンクリートで覆い「石棺」とした。福島第1原発では平成31年度に1~3号機で最初に取り出す号機を選定し、工法も確定。33年内の取り出し開始を目標としている。     全文

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使用済み核燃料、2020年度搬出断念 福島第一、3年先送り via 中日新聞

事故を起こした東京電力福島第一原発1、2号機のプールに保管されたままの使用済み核燃料を巡り、政府と東電が目標としていた「二〇二〇年度」の取り出し開始を断念し、三年程度遅らせる方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。  1~3号機の溶融核燃料(デブリ)の最初に取り出しを行う号機の選定と具体的な工法確定についても、目標の「一八年度前半」を一年程度遅らせる。いずれも月内に改定する第一原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ(工程表)に盛り込む。 […] 使用済み核燃料は強い放射線を出し、冷却し続けなければ高温になって溶融する恐れがある。1、2号機のプールでは冷却保管されているが、廃炉作業上の大きなリスクとされ、なるべく早く空冷式の保管容器に移すことが求められている。  […] デブリの取り出しは廃炉工程の最難関。方法については格納容器を水で満たさない「気中工法」を軸に、格納容器底部の横側から始める。だが、格納容器内部の状況が詳しく分かっておらず、取り出しに使う機器や、内部にアクセスする場所を絞り込むには情報が不足しており、初号機の選定には時間を要すると判断した。「二一年中」を目標としているデブリの取り出しを始める時期は維持する方針だ。   全文

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デブリに挑む 撮影成功も「取り出し」難題 「冠水なしで大丈夫か」の声も via 産経ニュース

 デブリは見えたが、取り出せるのか-。東京電力福島第1原発3号機で、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる物体が初めて撮影されたのは7月下旬。原子力損害賠償・廃炉等支援機構は、デブリの取り出しについて原子炉格納容器を水で満たさない「気中工法」で行うことを提案、政府と東電は9月中に方針を決定する。しかし、前例のない作業に加えてデブリの情報は依然少なく、先は見通せないままだ。(社会部編集委員 鵜野光博) 「3号機の映像にショック」 「構造物が落ちているとはこういうことなのかと、実際に映像を見てショックを受けた」[…] 「冠水」は難度高く 東電は1、2号機でもロボット調査を行ったが、デブリの一部を映像で確認できたのは3号機だけ。宇宙線「ミュオン」を使った測定などで各号機のデブリの位置を推測している。[…] 支援機構は取り出し方針案として、格納容器を水で満たして放射線の影響を減らし、上からデブリを取り出す「冠水-上アクセス工法」▽水で満たさず上から取り出す「気中-上アクセス工法」▽水で満たさず横から取り出す「気中-横アクセス工法」-の3つを検討してきた。 7月下旬には、最後の気中-横アクセス工法で格納容器底部のデブリを優先して取り出すべきだと提案。格納容器を水で満たすには貫通部や損傷部を補修する必要があるが、遠隔補修は技術的に難しく、作業員の被曝(ひばく)量も多くなると判断した。ただし、「将来、冠水工法の実現性を改めて議論することも視野に入れる」としている。[…] 「国際的にも経験がない」 デブリ取り出し方針をめぐる動きに関し、廃炉工程の安全性などを監視する原子力規制委員会の田中俊一委員長は8月2日の会見で「私が知る限りにおいて、そう生産性のある方法が提案されたとは理解していない」とコメントし、もっと具体的な手順などが示された後で規制委として関わる考えを示した。 また、「個人的に申し上げると」と前置きした上で、「膨大な放射能を内蔵した使用済み燃料だから、対策は非常に大変なことになる。何か掻き出して済むというものではない」「それ(冠水)なしにやるのは国際的に見ても今まで経験がない。できるかどうか、私には分からない」と懸念の言葉を重ねた。[…] デブリ取り出し 1979年の米スリーマイルアイランド原発2号機での事故では、デブリが圧力容器の中にとどまっていたため、冠水工法で85年から取り出しを開始。89年にほぼ終えた。86年の旧ソ連チェルノブイリ原発4号炉の事故では、デブリ取り出しは行わず、4号炉をコンクリートで覆う「石棺」と呼ばれる手法が取られた。福島第1原発では平成29年9月に取り出し方針を決定し、33年度に1~3号機のいずれかで取り出しに着手する計画。 […] 全文

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デブリ、ロボットアームで取り出し検討 冠水工法は困難 via 朝日新聞

東京電力福島第一原発で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出し方法について、原子力損害賠償・廃炉等支援機構は31日、放射性物質を含むほこりが飛散するのを抑えるため原子炉格納容器を水で満たす「冠水工法」は技術的に難しいと判断、水位を低くしたまま空気中で取り出す「気中工法」が現実的だとする工法案を公表した。ロボットアームを設置し、圧力容器に残るデブリは上から、格納容器の底に落ちたデブリは横から取り出すという。 […] 冠水工法は事故直後から検討されてきたが、格納容器は水漏れが激しく、開いた穴をどう塞ぐかが課題。廃炉機構は、水圧に耐える穴の補修は技術的に難しく、デブリを水中で扱うと再臨界の可能性も懸念されるとして、現時点で実現性が低いとした。 このため、格納容器内の気圧を下げてほこりの飛散を抑えた上で空気中で取り出す気中工法が合理的と評価。遠隔操作のロボットアームで取り出す方法を検討するとした。取り出したデブリは専用の容器に入れ、当面、敷地内に保管する案も明らかにした。 廃炉工程表では、詳しい取り出し方法を来年度に確定し、2021年に1~3号機のいずれかで取り出しを始めるとしている。(川原千夏子)     全文

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福島第一1号機、地下調査終了−デブリ分布確認至らず(動画あり)via 日刊工業新聞

東京電力は福島第一原子力発電所1号機の地下階調査を終えた。投入した調査ロボットは予定の作業をほぼ完璧にこなして帰還したが、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の分布状況は分からなかった。東電は計測したデータを解析するが、デブリの状況を推定するのには1―2カ月かかる見通しだ。国と東電は今夏にはデブリの取り出し方針を決める。方針は取り出し方法を絞り込まず、幅を持たせた内容になりそうだ。 (小寺貴之) […]   全文を読む。

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今年の福島第一原発 廃炉作業の現状と展望via 日テレニュース

今年は福島第一原発事故から5年を迎える。原発では、廃炉への作業が続けられているが、最大の課題である、溶けた核燃料の取り出しに向けて今年どう取り組むのか、現状と展望は-。 【廃炉作業 この先一番の課題は…】  廃炉作業の完了まで40年とも言われる福島第一原発。この先の一番の課題は、原子炉格納容器の底などに溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」をどう取り出すかということだ。  しかし、2011年3月に炉心溶融事故を起こした1~3号機は今も放射線量が高いことから、中枢部に作業員が近づくことさえできない。  これまでも内視鏡を格納容器に入れ、燃料デブリの実体を捉えようと試みたが、高い放射線量やがれきに阻まれ、うまくいかなかった。燃料デブリはどのくらいの量があり、どのような状態で溶け落ちて固まっているのか。何も分かっていない。  今年まず行われることは、2号機の格納容器の中に新たに開発された無人の遠隔カメラを入れ、燃料デブリがどのような状態になっているかを調査することだ。  廃炉を進める上で大きなカギとなるデブリの姿をやっと確認できるところまできた。しかし、カメラで見ただけではデブリの性質や重さ、放射線量など実体を把握することは困難だ。  過去に炉心溶融を起こした事故には、アメリカのスリーマイル島原発の事故があるが、福島第一原発は同時に3つの原子炉が炉心溶融を起こすという、より規模が大きな事故であり、燃料デブリをどのように取り出すかについては、技術もまだ開発中なのだ。 […] もっと読む。

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福島第一の溶融燃料回収、新手法を公募へ via Yomiuri Online

 東京電力福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉内で溶け落ちた核燃料(デブリ)の回収について、官民共同の国際廃炉研究開発機構が、これまで計 画してきた格納容器を水で満たす「冠水」とは別の手法を12月中旬から公募することを決めた。フランスの原子力・代替エネルギー庁とアレバ社が、格納容器 の側面に穴を開けて回収するなどの新手法を提案する方針だ。 現在は、デブリ回収用の機器を格納容器上部から入れる計画で、冠水が前提。しかし、この方法の前例である米スリーマイル島原発事故はデブリが圧力 容器内にとどまったのに対し、福島第一原発はデブリが外側の格納容器まで漏れ、底にたまっているとみられる。容器の上部から底まで35メートルあり、機器 を伸ばすと壊れやすい。格納容器の水漏れを止めるのも難しい。そこで政府と同機構は他の手法も検討する。 続きは福島第一の溶融燃料回収、新手法を公募へ

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