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「子どもたちの放射線への関心が薄らいでいる」 風化を防げ 福島県・醸芳中学校 教諭 日下部準一さんらに聞くvia はフィントンポスト

―放射線に関するリスクはどのように伝えていますか。 日下部:低線量被ばくは科学的に解明されていない上に証明が難しい。放射線の影響で癌など疾病するリスクがあっても因果関係は明らかになっていません。それはリスクはあるということを示します。ですから今できることは、リスクの低減を図り病気や癌にならないよう少しでも努力することだと伝えています。 […] ―空間線量の値が事故当時より低くなったからなのか慣れからなのか、気にならなくなっている原因として何か思い当たることはありますか。 八巻:両方だと思います。気にしていたら生活ができないという状況もあります。マスメディアからの情報もこの頃は少ないですからね。 日下部:放射性物質は味もにおいもしないので身近に危険を認識できるものがないわけです。ですから、気にしなくてもいられるようになってくるのは怖いところです。 ―事故後2年半後に放射線教育が始まるのは遅い気がしますが。 日下部:醸芳中学校では震災の年から理科の授業で何回かやっていました。教えるには基礎的な知識がないと無理なので専門的な知識のある理科の役割かなと思います。 紺野:事故の前は原子力発電のリスクよりプラスの側面に重点が置かれていました。今は危機感があるので事故前と同じように教えることはできないと感じています。リスクについて教科書の知識に付加して教えていかなくてはと思っています。 […] ―放射線について授業で教えるにあたり困難なことはありますか。 日下部:言葉の使い方ですね。学校の前は桃畑ですが、このあたりは果樹や稲作農家が多いんです。生産者の立場がありますから危険性を強調し過ぎないようにしています。ただリスクについては伝えなければいけないので、検査すれば安全を確認し食べることができるというところにとどめています。 また、電子黒板の数が足りないのでもっと配備してもらえるとありがたいです。 […] ―今後の課題はありますか。 日下部:一番の課題は内部被ばくでしょう。家でもそれほど気にしなくなっている。危機感の低下や風化に対処するために学校の役割はますます大きい気がします。食べ物を家で採ったり他人から頂いたときに、実際に線量を測り食べても良いものか考える。そしてリスクを判断することが大切だとずっと言い続けないといけない。大人になったとき危機感が全くなければ子どもたちの健康は守れないでしょうから。 紺野:実践教育校の配当で放射線の本を買いました。放射線の授業をしたとき置いておくと見るので、関心が高いときに出すなど工夫したいです。 日下部:ちょっと落ち着きのない子どもなんかも見ていたりして、意外と見てるんですね。  国で放射線教育の実施が決まってからは色々な工夫が可能になってきました。ましてや事故が起きた福島県では子供たちを守るという立場で授業をすることになりました。何か起こったら対処できるよう中学生の段階から教えるべきではないでしょうか。 全文を読む。

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福島へ修学旅行 北海道は1校どまり 放射能への懸念、不安消えず via 北海道新聞

(抜粋) 県外から同市への修学旅行は年700校以上あったが、原発事故後の2011年度は95校に激減した。一方、道内からは県全体でも道央圏の中学など10校前後だったが事故後は一気にゼロになった。 会津若松は仙台と同様、原発からは約100キロ離れている。鶴ケ城周辺の空間放射線量は、毎時0・07~0・08マイクロシーベルトと震災前の0・05 マイクロシーベルトに近づきつつある。環境省が除染目標に掲げる0・23マイクロシーベルトの3分の1だ。地元では校長会やPTAなどを通じてPRした り、震災教育として、県内のいわき市など被災地を巡るコースも提案した結果、13年度は318校まで盛り返した。 道内で唯一、訪れているのは中高一貫の登別明日(あけび)中等教育学校。昨年3月に会津若松近郊の英語研修施設に宿泊した。保護者には周辺の放射線量などを説明し理解を得た。今年3月には「英語ガイドで鶴ケ城見学も行った」と話す。 ただ、福島原発では汚染水漏れなどトラブルが続発し、放射能への懸念は消えない。会津若松を毎年訪れていた石狩管内の中学校は「保護者の心配に配慮した」として、行き先を首都圏に変更。道内や関東方面に切り替えた中学も多い。 11、12年度とゼロだった九州からは13年度、12校が福島を訪れた。長崎県立長崎西高校は「原発事故で避難した夫婦の話が一番印象的だったと振り返る生徒も多かった」と話している。(東京報道 古田佳之) 全文は福島へ修学旅行 北海道は1校どまり 放射能への懸念、不安消えず

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放射線量の高い地域の小・中学生対象に「沖縄保養プログラム」実施へ via 那覇経済新聞

ドルトムント独日協会が主導する「Hilfe fuer Japan義援金」と沖縄県ユースホステル協会は、「Hilfe fuer Japan補助事業・青少年支援プロジェクト」として、福島県・宮城県などの放射線量の高い地域の小学生・中学生を対象に「沖縄保養プログラム」を実施す る。 ドイツのドルトムント独日協会などの義援金が活用されている 春休み(3月23日~4月6日=14泊15日)と夏休み(7月30日~8月21日=22泊23日)に、放射能の心配のない沖縄の屋外で子どもらしい活動 を楽しみながら、放射能への対応力向上と、精神的ストレスの緩和を目的にする同プロジェクト。ドイツのドルトムント独日協会を中心にして、ボランティアや 子どもたちがバザーなどで集める義援金が資金となっている。沖縄県・豊見城市・奥武山公園管理事務所・日本ユースホステル協会が協力する。 プログラムは、青少年育成活動として行ってきた野外活動長期自然体験村などのノウハウを生かし、同活動に参加しているスタッフ、カウンセラー、地元教育 委員会、ボランティアの協力を得て行う。自然の中にゆったりと流れる「沖縄時間」に身を任せる生活の中で、スポーツ、散策、共同生活、沖縄県民との交流な どを予定する。 続きは放射線量の高い地域の小・中学生対象に「沖縄保養プログラム」実施へ

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はだしのゲン 都内で撤去請願 教委・議会に14件 via 東京新聞

原爆投下後の広島を描いた漫画「はだしのゲン」を教育現場から撤去するよう求める請願や陳情が昨年九月以降、東京都と都内の区市の教育委員会・議会 に計十四件提出されたことが、東京新聞の調査で分かった。松江市の小中学校で閲覧制限問題が発覚して以降、作品を子どもたちから遠ざけようという動きが浮かび上がる。全国の道府県教委も調べたところ、都以外では請願は出されていない。東京での議論が全国の平和教育のありように影響を与える可能性もある。  (飯田孝幸、樋口薫、大平樹) 一月から二月にかけ都と島しょ部を除く都内五十三市区町村を調査した。十四件の内訳は都教委が三件、練馬区が三件、千代田区が二件、港、新宿、大田、中野、足立区と西東京市が一件。 請願は「旧日本軍の残虐行為を捏造(ねつぞう)している」「天皇に対する侮辱や国歌の否定が含まれる」として、学校図書館などからの撤去を求めている。練 馬区教委などに請願を出した「教育問題懇話会」の代表者は「史実をねじ曲げた思想宣伝の教材になっている。親や教員の指導がないまま、子どもに読ませるに は毒が強すぎる」と話した。一方、対抗する形で、都や練馬区などには、自由に閲覧できるよう求める請願も出された。 都教委は一月「幅広い知識を身に付けさせるため、さまざまな資料が必要」として、いずれの請願にも応じないことを決めた。一方で「一部に教育上の配慮が必要な暴力的表現がある」とも指摘。校長や教委関係者の会議で、適切な読書指導を行うよう周知した。 続きは はだしのゲン 都内で撤去請願 教委・議会に14件

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放射線、マス目で見よう 小学生、危険性学ぶ 福島 via 朝日新聞

東京電力福島第一原発事故の被害を受けた福島県郡山市の小学校に、マス目を描いた紙を使って校内の放射線量を「見える化」し、危険性を教えている教諭がいる。大津市で開かれている日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)で報告した。 福島第一原発から約60キロ離れた福島県郡山市立柴宮小の飯塚裕一教諭(56)。24日、環境や公害についての分科会で報告した。放射線の「見える化」学習は、2012年に勤務していた同市立薫(かおる)小で2年生に初めて実施し、翌年は柴宮小の1年生に行った。 放射線の危険性を説明しても、低学年の子は理解できず、校内の側溝や水たまりなど線量の高い場所に近づくことがあった。飯塚さんはそうした場所の 線量を測定、教室内の線量(当時は毎時約0・1マイクロシーベルト)を1マスとして、それらが何マスになるか赤や青で色づけしてみた。色で埋まったマスの 数で、危険性が分かる仕組みだ。 学級活動の時間を使った学習では、事故直後の11年4月に体育館の雨どい下の側溝で測った線量を反映させた紙を紹介。子どもたちは10~20マスと予測しており、100マスすべて真っ赤に埋まっていたことに驚いた様子だったという。除染後は5マスに減ったが、それでも国の基準値を超えていたことを伝えた。 (略) 課題も見つかった。こうした学習の4カ月後、「放射線から身を守るためどんなことに気をつければいいか」とアンケートをとると、「危険な場所に近づかない」と答えられたのは4割で、6割は白紙だった。  飯塚さんは「原発や放射線への意識が薄い子もいる。マス目を使った『見える化』を繰り返し、放射線から身を守るための知識を定着させたい」と話す。(渡辺洋介 全文は放射線、マス目で見よう 小学生、危険性学ぶ 福島

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「はだしのゲン」設置は校長に権限 都教委 via msn.産経ニュース

東京都教育委員会は9日、広島の原爆や戦争を描いた漫画「はだしのゲン」(中沢啓治氏作)の公立学校での自由閲覧維持を求める請願と撤去を求める請願計12件を審議し、いずれの請願にも応じられないとする回答をまとめた。 回答では、「暴力的な表現など一部に教育上の配慮が必要な表現がある」とする一方、学校教育法に基づき「校長は図書館資料の選定事務について権限と責任を有している」と明記、選定を校長の権限に委ねた。都教委も適切な選定へ指導していくとしている。 都教委によると、昨年秋の聞き取り調査で、同書は都立高図書館の約75%にあたる約130校に置かれている。都教委には昨年9~12月末、都内の個人や団体から自由閲覧維持を求める請願が9件、撤去を求める請願が3件寄せられていた。 教育委員からは「図書館はいろいろな意見がある本が置かれているもの。一冊一冊を都教委で審議するのは難しい」などの意見が出た。 続きは「はだしのゲン」設置は校長に権限 都教委 当サイト既出関連記事: 文学と文化の教育・研究に携わる皆さまへ(呼びかけ) via 『はだしのゲン』閲覧制限撤回を求める教員・研究者有志のブログ はだしのゲン:閲覧制限 前教育長、教育委員に諮らず決定 via 毎日新聞 漫画家の中沢啓治さん死去 「はだしのゲン」作者 via 朝日新聞 Japanese school board bans acclaimed anti-war manga via the Guardian

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練馬区民が閲覧制限請求に抗議の署名提出――『はだしのゲン』を隠すな via 週刊金曜日ニュース

東京の練馬区教育委員会に「『はだしのゲン』の教育現場からの撤去を求める陳情」が提出されたことに抗議し、市民団体が一一月五日、自由閲覧の継続を求める八五五〇筆の署名を同会に提出した。 反戦漫画として知られる『はだしのゲン』をめぐってはこの八月、松江市教委が市内の小中学校に閲覧制限を求めたが、多くの抗議を受けて撤回。だが その後、一〇月一日に発売された雑誌『正論』が「『はだしのゲン』許すまじ!」と題した特集を組み、「反日的なイデオロギー」などと攻撃した。 神奈川県議会では一〇月三日、自民党議員が「発達段階に応じた教育的配慮」などと実質的に閲覧制限を求める質問をし、県側が「検討する」と回答し ている。練馬区の「撤去を求める陳情」はこうした右派の動きの一環と見られるが、これに対し「『はだしのゲン』の自由閲覧を求める練馬区民の会」が反対の 署名運動を始めた。 署名では「有害図書」としてこの作品を撤去するのは、「表現の自由」などの侵害で、「『非核都市宣言』を有する練馬区にあってはならないこと」と 強調。作品が「未来に生きる子どもたちが、再び戦争に突入することのない、平和な社会を築くことを、マンガを通して訴えたもの」とし、自由な閲覧を守るよ う訴えている。 続きは練馬区民が閲覧制限請求に抗議の署名提出――『はだしのゲン』を隠すな

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(プロメテウスの罠)給食に福島米:11 親としても悩む農家 via 朝日新聞

給食に福島市産米を――。市の「食べてアピール」作戦は、当の農家にも波紋を広げた。 福島市の農家、斎藤祐作(さいとうゆうさく)(36)。小さな子が3人いる。原発事故直前に生まれた長女の輝(ひかる)(2)。去年の10月に生まれ、もうすぐ1歳になる双子の美来(みくる)と叶歩(かなう)。 市が放射能に汚染されたと知ったとき、長女は乳飲み子だった。「もうここで子育てはできない」。妻の忍(しのぶ)(36)と話し合い、県外に出て転職先を探すことに決めた。 ネットの就職サイトで申し込みを続け、ようやく面接までこぎ着けた。結果は不採用だった。 斎藤は9代目の専業農家だ。米と桃やリンゴをつくっている。東京の農業大学を卒業し、農業一筋。突然の転職は難しく、結局そのまま農業を続けるしかなかった。 子どもたちの被曝(ひばく)を防ぐため、かなり気を使った。 事故直後、ミネラル水を買ってミルクを作った。米は、貯蔵してあった2010年産米をすこしずつ、大切に使い続けた。 農作物の売り上げは激減した。 続きは(プロメテウスの罠)給食に福島米:11 親としても悩む農家 当サイト既出関連記事:(プロメテウスの罠)給食に福島米:4 ちょっと待ってよ via 朝日新聞 (5〜7) 関連記事: (プロメテウスの罠)給食に福島米:8 全量検査してほしい (プロメテウスの罠)給食に福島米:9 ご飯は持たせない (プロメテウスの罠)給食に福島米:10 後悔したくないの (プロメテウスの罠)給食に福島米:12 会って直接話そうよ

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桜田文科副大臣「人住めない福島に」 廃棄物処理で 官房長官が口頭注意 via msn.産経ニュース

 桜田義孝文部科学副大臣が、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含むごみ焼却灰などの指定廃棄物の処理について「原発事故で人の住め なくなった福島の東電の施設に置けばいい」と発言していたことが7日、分かった。菅義偉官房長官は同日、桜田氏に口頭で注意した。 菅氏は7日の記者会見で、桜田氏に「誤解を与える発言は副大臣として慎むべきだ」と注意したことを明らかにした。辞任を求める考えは否定した。 (略) 菅氏は桜田氏が「一般論として東電の敷地内で管理したらどうかとの意見もあるという趣旨だっ た」などと釈明したと説明した。指定廃棄物は焼却灰や汚泥など放射性セシウム濃度が1キロ当たり8千ベクレルを超えるもので、発生した都道府県が処理する ことが国の方針となっている。 全文は桜田文科副大臣「人住めない福島に」 廃棄物処理で 官房長官が口頭注意

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はだしのゲン:英訳者の講演中止 東京の中学 via 毎日新聞

広島での被爆体験を描いた故・中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の英訳出版に尽力した米国人翻訳家、アラン・グリースンさん(62)=東京都杉並区=による生徒への講演を4日に予定していた同区立井荻中学校(赤荻千恵子校長)が、前日に急きょ中止したことが分かった。講演は別の講師に差し替えて行われた。グリースンさんは「『近ごろの事情』などと曖昧な説明を受けたが、圧力や自己検閲があったのか」と話している。  講演は「いのちの教育」と題し、「いのちについての考えを深め、自他のいのちを尊重する心を養う」のが目的だった。 赤荻校長はグリースンさんに電話やメールで、「はだしのゲン」の英訳を通して伝えたかったこと▽心に残った言葉▽言葉選びで工夫した点−−などを要望。グリースンさんは全校生徒約350人に約40分間話す予定だった。グリースンさんによると、講演依頼は約2カ月前にあり、準備を進めていたが、3日夕方に赤荻校長から電話で「中止する」と告げられたという。  グリースンさんは「私は『ゲン』の翻訳者の一人でしかないが、事務所近くの中学校の依頼だったので、光栄に思い引き受けた。松江市教委の閉架問題の影響なども聞いたが、校長は『社会の流れ』『近ごろの事情』『内部の決定』としか説明しない」と憤る。  取材に対し、赤荻校長は「都教委や区教委には相談していない。自分の判断」とした上で、「『はだしのゲン』は読んだことがない。生徒も勉強していないので興味が持てないと考えた。『はだしのゲン』に特化しないでほしいと伝えたら、断られた」と話した。 全文は はだしのゲン:英訳者の講演中止 東京の中学

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