【ベ ルリン=共同】ドイツ誌シュピーゲルは18日、同国の総合電機最大手シーメンスのレッシャー社長が原発事業から撤退する意向を表明したと報じた。福島第1 原発事故以降、世界の主要原発メーカーで撤退を表明したのは初めてとみられる。具体的には原発建設から手を引く。ただ、蒸気タービンの製造は当面続けると いう。同誌のインタビューに答えた。
レッシャー氏は、ドイツ政府が事故後「脱原発」に方針転換したことを受けて「原子力エネルギーからの撤退について、ドイツの社会と政治ははっきりした意志を示している」と指摘、事業撤退を決定したと述べた。決定に際し、政治的な圧力はなかったとした。
◇ 当サイト既出英文記事:
・Siemens to quit nuclear industry via BBC News