福島第一原発の事故の収束作業で被ばくし、白血病になったとして労災認定された元作業員の男性が、東京電力などに損害賠償を求めている裁判で、東電などは争う姿勢を見せました。
北九州市に住む男性(42)は2011年10月からおよそ2年間、事故後の福島第一原発や九州電力玄海原発で働いていましたが、少なくともおよそ20ミリシーベルトの線量を被ばくし、その後、白血病やうつ病になりました。
男性が労働による被ばくで白血病を発症したとして、東電と九電にあわせておよそ6000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東電は2日、「原発での労働と白血病の発症との因果関係」などについて争う姿勢を示し、東電、九電ともに請求を棄却するよう求めました。
原発事故後の被ばくで労災認定されたのは、この男性が初めて
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