福島第一原子力発電所には、5号機・6号機もあるというこをあらためて考える。
また、このように停止中の原子炉が日本にうじゃうじゃとあることも、
そして、同じような状態になる可能性がどこの原発でも起こり得るんだろうなと想像することも容易い。
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2014年7月7日
東京電力記者会見
東京新聞:そうすると別の、他の原発でもあり得るという事ですか?東電小林:
そうですね、あのー、
ま、通常のプラントであればもっと熱負荷が大きな状況ですので、それほど絞る必要はないんですが、
現在、5号機6号機についてはですね、非常に、えー、発熱量が少ないという事もありまして、
海水系は絞って運転している状況でございます。
ですので、通常のプラントではここまで絞り込んだ運転というのは、ま、しないというのが通常でございます。01:21:00
マコ:
5号機の漏えいについて伺いたいんですが、
この部分のパトロール周期、点検周期、交換周期などが分かりましたら教えていただけますでしょうか?小林:
そうですね、えーっと、パトロール自体はですね、
ここは……、毎日実施しておりますが、
1日1回なのか2回なのかについてはですね、ちょっと今、明確にはちょっとお答えできませんが、
これは当直員が毎日ここはパトロールし確認をしている箇所になります。マコ:分かりました、前日のパトロールの時には漏えいはなかった、と。
小林:
そうですね、
えーっと、パトロールは一日に1回という事ですね。
前日の午前中に実施されているようでございます。
ここでは水漏れは確認されていない、ということで、
翌日の7月6日の11時10分ごろにパトロールしていたところ漏えいがあるという事を確認したという状況でございます。マコ:
わかりました。
この劣化がみられた部分の点検周期と言いますか、交換周期、耐用年数はそもそもどの位のものなんでしょうか?小林:
そうですね、ここの点検につきましては海水系というところもあるので、えっと、
定められた日にちというのがあると思いますけれども、
ちょっと今把握できておりませんので、えーっとそこは確認をしたいと思います。マコ:
わかりました。
この 補機冷却海水系はもともと耐震Bクラスだったと思うんですが、
この他の部分もそうなんですか?
事故後と事故前で耐用年数や交換周期、点検周期というのはこれは変化はあるんでしょうか?
同じような運営で耐用年数と交換周期をみているんでしょうか?小林:
そうですね、なにか特別変えるという理由があれば変わっていると思いますけれども、
一般的にこういう海水系についての考え方はそのまま適用されているのではないかと思います。01:33:00
小林:
先程の点検周期がどうなっているのか?というご質問ですが、
こちらはゴムラインがされているという事で点検周期が非常に長く設定されておりまして、
当該の点検は平成12年4月に点検を実施しているということでございます。
その際には特に問題等は確認されていないということでございます。
それと、当該配管の点検周期でございますけれども、平成25年の7月29日、これは事故後でございますけれども、
その前に「冷温停止に関わる機器の見直し」というのを実施しておりまして、
当該弁については、これは点検をしてですね、あの、何か兆候等がみられたら分解点検をやるということで、
通常は外観点検を実施しておりまして、周期は85ヶ月という事を設定しておりjます。
震災前は、点検周期というものを明確に定めておりまして、
170ヶ月という様な点検周期で必ず分解点検を実施するという様なことを想定しておりました。
これはライニングもされているという事と、過去の点検データこういうものを参考にしまして、
点検周期を設定してございました。
ま、その中から点検周期というのは少し短くしながら外観をみて問題等が確認されれば分解すると、
そういう点検方法に変わっては来ていますけれども、
えー、ま、従来の考え方からすると適切な運用はされていたものと考えております。01:35:50
IWJ簑島:
5号機の漏えいなんですけれども、
建屋の中に漏れ出ている海水1310リットルですけれども、
これはどう処理されるんでしょうか?処理する予定なんでしょうか?小林:
そうですね、あのー、
まずですね、建屋に流れ込んだ漏れ出た海水は、
こちらのみなさんにはメール等を使ってすでにお話ししている事と、
今日の資料にそれぞれ各階にどれ位漏れ出たのかというのが記載されております。
これらはですね、えー、
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