自民党の石破茂幹事長は5日の記者会見で、高市早苗政調会長に対し、小泉純一郎元首相の「脱原発」発言を精査するよう指示したことを明らかにした。同日の総務会で野田毅・税制調査会長が「極めて重大だとの認識を持つ必要がある。執行部としてどうすべきか」と問題提起するなど、執行部として対応を問われたため。今後、党としての考えを整理する。
石破氏は会見で、小泉氏の発言について「正式に議論して決めた党の政策とは別のものだ。ただちに原発ゼロにしろと言っても、原発は存在する。どの ような論理展開をしているかを認識し、精査したうえでなければ、党として論評するのは適切ではない」と述べた。
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野田毅党税制調査会長が「腹を据えて対応しないと(反原発の動きが)広がる。政権を直撃することもあり得る」と懸念を示したのに答えた。小泉氏は最近、原発ゼロを目指すべきだとの考えを公にし、みんな、社民両党党首とも会談している。