原発を廃止するための法律の制定を目指して、ノーベル賞作家の大江健三郎さんなどが新たなグループを設立し、今後、法案の提出や可決を求めて国会議員に働きかけていくことになりました。
「脱原発法制定全国ネットワーク」を設立したのは、作家の大江健三郎さんや音楽家の坂本龍一さん、弁護士の宇都宮健児さんのほか、福島県南相馬市の桜井勝延市長など代表世話人を務める21人で、22日、都内で記者会見して独自に作った法案を発表しました。
法案では、脱原発を確実に実施するため、原発の運転期間を例外なく40年とし、新たな設置は認めないことを盛り込んだ基本計画を定めたうえで、遅くとも2020年度から2025年度までのできるかぎり早い時期に原発を廃止するなどとしています。