コロナ禍で聖火リレー福島県から出発〜「復興五輪」どこに via Our Planet-TV

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Jヴィレッジの地元住民は聖火を見れず
会場の周辺は報道陣が溢れるなか、一般の住民はランナーが走るコースから50メートル以上先に設置されたバリケードに阻まれ、直に聖火を見ることはできなかった。楢葉町に住む87歳の女性は、「聖火リレー、見えなかったなあ。見たいと思って、来たんだけど。」と残念そう。「復興五輪をどう思いますか?」との質問にも「見たいと思って来たんだけど残念。」と悔しさをにじませた。

また毎朝、Jヴィレッジに新聞を配達しているという新聞配達業の脇沢利光さんは、「ちょっと見てみよう」と足を運んでみたものの、やはり聖火は見れず。コロナ禍での五輪について「オリンピック難しいなあ。世界の観客は来ないしよ。盛り上がりに欠けるしな。ほんとにやるの?って感じ。今だって感染が心配。」と懸念する。さらに「復興五輪」について、「難しいなあ。オリンピックはやってもらいたけど。今回だって菅は来てない。 」を政府を批判した。

また、20代の孫と聖火リレーを見に来た楢葉町出身の70代の女性は、「今はいわきに住んでいます。聖火リレーを見にきたけど、全く見えなかった。広告バスだけが見えました。朝8時に車で来ました。復興五輪と言いながら、菅首相があいさつにも来ない。福島は東京から遠くないです。一言でいいから挨拶に来て欲しかった。復興五輪と言いながら、福島ははじかれていると思いました。」と憤る。

双葉町は報道陣ばかり
まだ住民の双葉町では、午後3時前にランナー三人が駅前のロータリーを走った。避難先の埼玉から駆けつけた鵜沼久江さんは聖火リレーの印象について「報道陣が多い。双葉の町民とあまり会えなかった。」と知り合いには数人にしか会えなかったと残念がった。

「復興五輪」については、「どこを見て復興というかですね。双葉町はなおさら。」「五輪を歓迎して、万歳する気分ではない。」とこぼし、「五輪のために、これだけ警備や人が来ても、なんの意味があるのかな。もやもやですね。もっとすっきりしてオリンピックやってほしかった。」と話した。

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動画と全文

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