商業用の核燃料工場“審査合格” via NHK News Web

使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを使って、新しい燃料を作る六ヶ所村の商業用の核燃料工場について、原子力規制委員会は、規制基準の審査に合格したことを示す審査書をとりまとめました。

日本原燃が六ヶ所村に建設中の核燃料工場は、原子力発電所の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを使って、MOX燃料と呼ばれる核燃料を作る国内初の商業用の工場です。
核燃料を再利用する国の核燃料サイクル政策の重要な施設のひとつで、原子力規制委員会は、ことし10月、新しい規制基準の審査に事実上、合格したことを示す審査書案をとりまとめていました。
そして、9日の会合では、一般からの意見で、地震などにより放射性物質の漏えいが起きるのではないかなどの声があったことが報告されました。
これについて規制委員会は、事業者の対策で安全性は保たれるなどとし、規制基準の審査に合格したことを示す審査書を正式にとりまとめました。

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