福島県富岡町は7日の町議会全員協議会で、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、本年度末のJR常磐線全線再開に合わせて先行解除する避難指示の範囲を、夜ノ森駅周辺の鉄道区域と駅に至る県道や町道約1.1キロに変更する方針を示した。
これまで町は先行解除範囲を鉄道区域と町道の600メートルとしていた。道幅が狭いことなどから今回、安全性や利便性に配慮してルートを見直した。約30台が駐車可能な駅前駐車場も利用できるようにする。
夜ノ森駅を含む常磐線富岡-浪江(浪江町)間は原発事故後に不通となり、JR東日本は本年度末までの全線再開を計画する。駅は帰還困難区域内にあり、居住可能エリアを設ける特定復興再生拠点区域(復興拠点)として先行して国による除染が進む。駅周辺には東西自由通路と駅前広場が整備され、自由通路に橋上駅が設置される。
全協ではほかに、原発事故に伴い現在は利用していない富岡一、二小と富岡二中の建物を解体する方針を町教委が明らかにした。
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元々帰還制作には反対ですが、この富岡の話を読み、制作の軽薄さがますます目につきます。