東日本大震災の直後にアメリカ軍が行った支援活動「トモダチ作戦」に参加し被ばくしたとして、空母の乗組員などが東京電力に対し治療費などを求めていた訴訟で、今月に入りアメリカの連邦裁判所が却下したことを受けて、一部の原告が控訴しました。
東日本大震災の直後のアメリカ軍の支援活動「トモダチ作戦」をめぐっては当時の空母の乗組員などが被ばくして損害を受けたとして、東京電力に対して治療費などを求める訴訟をアメリカの連邦裁判所で3件、起こしています。
このうちカリフォルニア州南部地区の連邦裁判所で起こされた2件の訴訟については今月4日、裁判所が請求を却下していました。
東京電力によりますと、このうちの1件で原告が今月8日に控訴したということで、239人が治療費に充てるための少なくとも10億ドル(日本円で1100億円余り)の基金をつくることなどを求めているということです。
[…]