福島第1原発事故 扇ケ峰牧野が再開 7年ぶり草食べる牛 喜多方 /福島 via 毎日新聞

東京電力福島第1原発事故の影響で牧草から放射性物質が検出され、利用を中止していた喜多方市塩川町の扇ケ峰牧野で1日、7年ぶりに牛の放牧が再開された。牧野を運営する市牧野組合が、県の事業採択を受けて牧草地を除染し、再開にこぎつけた。広い牧場でのんびりと草を食べる牛の姿に、酪農家らは安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

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 しかし、2011年の原発事故で、市内の牧草から暫定許容値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性物質を検出。市内全ての牧草に利用制限がかけられ、扇ケ峰牧野は放牧中止に追い込まれた。

 組合は16年度、市などと協議して全額国庫補助で賄える県の事業を活用した牧野の再生を決定。昨年度から9・5ヘクタールで除染に着手し、先月の検査で放射性物質が不検出だった。

 この日は乳用牛8頭、肉用牛3頭の計11頭が放牧された。開牧式で佐々木長徳組合長は「我々の代で牧野が終わるのではないかと思ったが、再開できて良かった。元気な牛の姿を発信して風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と話した。

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 組合では今年、延べ約1500頭の受け入れを予定している。【湯浅聖一】

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