武藤さんは、東京電力福島第1原発事故の除染で取り除いた表土や草木を入れた黒色の袋「フレコンバッグ」が、学校や公園など県内の広い範囲に残り続けている現状を説明。「本来厳重に管理するべきものが日常の暮らしの中にある。これで安全が確保できるのか」と疑問を呈した。
また、全国に自主避難した人たちへの住宅の無償提供を巡り、「結局打ち切られ、(無償提供の継続を求めて)一緒に活動した被災者が次々と亡くなっている」と明かし、「問題の解決に時間が掛かりすぎている」などと指摘した。【最上和喜】
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