1月18日に新規制基準に合格した九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)で、今後、再稼働した場合、使用済み燃料の置き場が不足する懸念が浮上している。対策として九電が検討しているのがリラッキングという工事だ。保管する燃料の間隔を狭め、より多くの燃料が置けるようにする対策だが、原子力規制委員会からは「苦し紛れの方策」といった指摘も出ている。(社会部 蕎麦谷里志)
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玄海原発には1~4号機のプールで計3278体の燃料が保管できるが、すでに2075体が入っており、「4~5サイクル(1サイクルは13カ月)の運転で保管容量を超える状況」(九電)なのだ。
プールが満杯になれば運転ができなくなるため、その前に保管容量を増やす必要があるが、乾式貯蔵施設は九電にとって初の取り組みとなるため、建設に何年程度かかるか見通しが立てにくい。
「。。。」
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