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吉永小百合と坂本龍一が初対談 「女性が世界を変えていく」via 女性自身

(抜粋)

吉永「ただ、子どもだけではなく、世界的な登山家で、昨年の10月に亡くなった田部井淳子さん(享年77)からうかがったのは、田部井さんが『私は福島県の出身です』と言ったら、聞いていた人が後ずさりした、と。『それが、ものすごくショックでした』と話してくださいましたけれど、こうした偏見は東日本大震災から6年になろうとしているいまも、いろいろなところで続いていると思うんですね」

坂本「広島や長崎でもそうでした。被爆した人たちは結婚も、就職も難しかったという話を何度も耳にしましたけれど、こうした偏見というか、非寛容。これは、いまや世界的に広がっています。ヨーロッパの難民問題にしても非寛容が問題です。この非寛容のエネルギーが戦前はナチスを生みました。だから、いまはとても危険な時代になっていると思います。

吉永「そうした悪い流れを断ち切るには、私たちはどうすればいいんでしょうか……」

坂本「『手を取り合って助け合う』という寛容さを、僕ら一人ひとりが示していくことだと思います」

吉永「そういうことですね。小さな行動でも、小さな声でも出し続けることしかないでしょうね」

坂本「そうですね。デモにしても、昔ながらの大声を出して、こぶしを振り上げるような形ではなく、『脱原発』をアピールするなら、いちばん何かを訴えたいのは福島のおじいちゃんやおばあちゃんたちです。この方たちが参加できるようなデモにしないといけないし、してほしいですね。それと、脱原発=原発をなくしていく手だてとしては、核発電をしている会社とは契約しない。いまは電力を選べるようになったし、インターネットなどで調べれば、核発電か、そうでないか簡単にわかりますから」

吉永「私たち消費者には選ぶ権利がありますからね」

坂本「だから、電力だけでなく、僕らが少し知恵を働かせるだけで、いろいろなことが変わるんです。たとえば、環境にいい取り組みをしている企業の商品を買うことは、その企業を応援することになります。また、商品を選ぶ場合も、自分が住んでいるところに、より近いところで作られたものを買うようにする。それだけでも輸送による二酸化炭素の排出を減らすことができます。だから『ものを買う』ということは、日々選挙の投票をしているのと同じなんです」

吉永「選挙の1票と同じで、それも『つながっていく』ということですね」

坂本「とくに女性の消費者はすごいパワーを持っていますから。このことを自覚してものを買っていただく。そうすれば、日本のみならず世界は確実に変わると思います」

全文は吉永小百合と坂本龍一が初対談 「女性が世界を変えていく」

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