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Daily Archives: 2016/12/02
福島で五輪野球、世界連盟が難色 「内野が芝でない」via 朝日新聞
[…] 野球・ソフトボールの福島開催を巡っては、10月に来日したIOCのバッハ会長が安倍晋三首相と面会した際、復興五輪の理念から、日本の開幕戦などを東日本大震災の被災地で開催することを提案。大会組織委員会は11月上旬、福島県で一部の試合を開催することを決めていた。 フラッカリ会長も当初、福島開催に前向きな姿勢だった。だが複数の関係者によると、11月19日に県営あづま球場(福島市)と開成山野球場(郡山市)を視察し、いわきグリーンスタジアム(いわき市)を含む候補の3球場すべて、内野が土であることや、設備が貧弱なことに難色を示したという。「土のグラウンドでトップレベルの試合をするのは日本ぐらいで、国際標準は内外野ともに芝。福島県内の球場が五輪にふさわしいのか、疑問符がついた」と関係者は明かす。 また、WBSCが横浜以外にもう一つ、首都圏の球場を会場とするよう組織委側に要望していることも分かった。千葉マリンスタジアム、西武ドームが候補という。関係者は「首都圏に2球場あれば、雨天などのリスクを考えても日程は順調に消化でき、芝の問題を解決すれば福島開催も十分にあり得る」とみている。 東京五輪の準備状況を確かめるIOC調整委員会は2日、組織委とこの問題を協議する。組織委幹部は「全体の中で調整している。まずは福島でできるかを精査している」と話している。 東日本大震災の被災地での五輪開催を巡っては、東京都の調査チームがボート・カヌーの長沼ボート場(宮城県登米市)での開催を提案したが、IOCや競技団体の反発もあり、小池百合子都知事が11月29日に断念した。(原田亜紀夫、平井隆介) もっと読む。
子どもの貧困、福島で考える 県が郡山でシンポ via 日本経済新聞
福島県は1日、郡山市で「『子どもの貧困』を知る講演会」を開いた。東京電力福島第1原子力発電所事故後、子どもの健康や生活環境への関心が強まったことを受け、貧困問題にも全県で取り組む機運を高める目的で約400人が参加。出席者からは、孤立しがちな貧困世帯の子供らと地域の大人が食卓を囲む「子ども食堂」などへの期待の声があがった。 基調講演した湯浅誠・法政大教授は「貧困は『貧乏+孤立』の問題。子どもが新たな経験に出会うための接点を提供することが大事だ」と指摘。鈴木典夫・福島大教授も「福島では(避難の影響など)子どもたちの暮らしにくさがある。子ども食堂などの裾野を公民連携で広げる必要がある」と話した。 […] もっと読む。
新潟市教委、いじめ認め謝罪 原発避難児童巡り via 日経新聞
東京電力福島第1原子力発電所事故で福島県から新潟市に自主避難している小学4年の男子児童が担任の40代教諭から「菌」を付けて呼ばれたとされる問題で、新潟市教育委員会は2日、記者会見し、同級生からいじめも受けていたことを明らかにし謝罪した。また東日本大震災で群馬県内に避難している子供も震災に関わるいじめを受けていたことも判明した。 新潟市の小学校の校長は2日、取材に応じ「担任が不用意な発言をした。児童がいじめに苦しむ事態となった。申し訳ない」と述べた。市教委は近く、校長や担任が保護者や児童に謝罪する機会を設けるとした。 市教委や学校によると、児童は6月、「(同級生から)ばい菌扱いされている」などと担任に相談。11月17日にも「近くを通るな」というそぶりをされ再度、担任に打ち明けた。担任は、いじめた同級生数人に対し「嫌がるようなことはするな」などと指導した。 22日には担任が連絡帳を渡す際、この児童だけを「はい、〇〇キンさん」と呼んだ。児童は母親に相談し、母親が学校に連絡。児童は24日から学校を欠席している。 担任は学校や市教委の聞き取りに「ゲームのキャラクター名などで使われる『キング』やインターネットの動画サイトで人気の『ヒカキン』を名前の後に加えた愛称のつもりだった。ばい菌を指す意図はなかった」と説明しているという。 […] もっと読む。