県が三春町に整備している環境創造センターの交流棟「コミュタン福島」が完成した。21日のオープンを前に12日、田村、三春両市町の小学生を招いた内覧会が開かれ、児童が環境や放射線について学べるさまざまな展示を体験した。
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環境創造シアターでは、放射線を学ぶ映像と福島の自然や文化などを紹介する映像を上映する。世界でも国立科学博物館(東京都)にしかない360度全球投影型のシアターを導入。直径12.8メートルの球体の内側が全てスクリーンとなっており、全方位に映し出されるダイナミックな映像を体験できる。ほかにも、ゲーム感覚で放射線と放射能の違いを学んだり、タブレット端末を操作して放射性物質の推移を知ることができる展示や自然放射線の軌跡を観察できる装置などがある。
同センターは、除染技術や放射線研究の拠点として昨年10月に本館が開所。交流棟と本館、日本原子力研究開発機構(JAEA)などが入居する研究棟の3棟で構成される。交流棟の開所で全面開所となる。
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