東日本大震災で救援活動に参加し、放射線に被ばくして健康被害の出ている元米軍人らを支援したいとして、小泉純一郎元首相と細川護熙元首相は5日、「トモダチ作戦被害者支援基金」の設立を発表した。来年3月末まで支援金を募る。 (皆川剛)
小泉氏は都内で開いた会見で「将来のある二十~三十代の若者が病に苦しむ姿を見て『かわいそう』では済ませられないと思った」と述べた。五月に米サンディエゴを訪問し、がんや白血病にかかるなどした十二人の元兵士に話を聞いたのをきっかけに、脱原発運動で連携する細川氏や城南信用金庫と基金の設立を決めたという。
小泉氏は「外務省北米局に協力を打診したが、北米局長から『政府としては何もできない』と断られた。日本国民の一人として(基金への)協力を求めたい」と呼び掛けた。外務省は取材に「係争中で(被ばくの)事実認定がされておらず、コメントは控えたい」としている。
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振込先は城南信用金庫営業部本店、普通口座844688、口座名は「トモダチサクセンヒガイシャシエンキキン」。問い合わせは同信金=電03(3493)8133=へ。
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