「原爆・原発」シンポ:戦後70年記念 高校生が幸福や平和考える 安城 /愛知 via 毎日新聞

 ◇命より大事なものない

安城市小堤町の安城学園高で26日、学園祭が開催され、戦後70年記念のシンポジウム「『原爆・原発』未来の2つの顔〜今伝え なければいけないこと」が行われた。被爆者と原発事故被災者の体験談を聞きながら、高校生の視点で原子力利用の在り方を考え、人間の幸福や平和とは何かを 話し合った。

広島で生後9カ月に被爆した「県原水爆被災者の会」(名古屋市)の金本弘副理事長(70)は「現在も大勢が被爆の認定を巡って提訴し、社会的差別を避けるため、被爆者であることを隠している。被爆70年も経て、なぜ苦しまなければならないのか」と訴えた。

東京電力福島第1原発事故で被災し、三重県四日市市の親戚宅に避難した福島県南相馬市の尾子(おおじ)富夫さん(65)は「放 射性物質が今も漏れ続けている大事故なのに、地元民へは秘密主義を貫き、大した事故でないように伝えられた。『無知は罪』を痛感した。旧ソ連のチェルノブ イリ原発事故では、発生数年後からがんなどの発症が急増したといい、福島の今後が心配だ」と述べた。

傍聴した高校生などからは「日本が被爆のことを忘れたから、福島の原発事故を招いたのではないか」や「福島の原発事故が終息しないのに、東京五輪の開催とかリニア中央新幹線の新設など、被災地を考えない方向に動いていいのか」などの意見が出された。

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