7年前に放射能漏れ発覚 米原潜 佐世保に入港 [長崎県] via 西日本新聞

 2008年に放射能漏れが発覚した米海軍原子力潜水艦ヒューストン(6080トン、138人乗り組み)が10日午前、7年ぶりに長崎県佐世保市の佐世保港に入港した。外務省から市に入った連絡では、寄港目的は乗組員の休養や補給、船体の維持管理で、出港時期は未定。

佐世保市によると、港内の放射線監視装置(モニタリングポスト)の計測では、放射線量に異常は見られていないという。ヒューストンは08年8月、約2年間にわたって微量の放射能漏れが続いていたことが判明。この期間中、佐世保港には計5回寄港していた。

佐世保市は原因究明を日米両政府に求めたが、米側は問題発覚から1カ月足らずで「バルブから放射能を含む水が染み出たのが原因」との最終報告を出し、詳しい経緯を「安全保障上の理由」から明らかにしなかった。日本政府も、最終報告で安全性が確認されたとした。

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