緊急停止ハンビッ原発3号機、12時間故障箇所把握できず via Chosun Online

亀裂箇所勘違いし正常機器で故障対応
検出放射線、通常の130倍

全羅南道霊光郡のハンビッ原子力発電所3号機が17日、蒸気発生器の異常で稼動停止となった際、原発の運営について責任を負う「韓国水力原子力」 (韓水原)が故障箇所をきちんと把握していなかったことが明らかになった。ハンビッ3号機にある蒸気発生器2台のうち、故障していない蒸気発生器の方に対 して措置を施していたというわけだ。韓国水力原子力が21日に発表した。

韓国水力原子力によると、ハンビッ3号機の蒸気発 生器内の伝熱管に亀裂が発見され、17日午前2時9分に発電を停止した。韓国水力原子力はその前日の16日午後1時30分ごろ、蒸気発生器につながる設備 から放射能が検出されたため原因分析のため稼働を停止し、午後11時ごろ出力を下げ始めた。伝熱管が故障すると、その中を流れる放射能汚染水が外部に漏れ る可能性があるためだ。

韓国水力原子力は「ハンビッ3号機に設置された蒸気発生器2台のうち1台の伝熱管で亀裂が発生、保 守・点検のために発電を停止した」と明らかにした。しかし、韓国水力原子力は当初、亀裂が発生した蒸気発生器を勘違いしていたことを認めた.

(略)

韓国水力原子力側はさらに、検出された放射線の数値が通常の130倍に達することも報道機関に伝えていなかったことが分かった。これについて韓国水力原子 力は「外部に排出された蒸気の放射能量は、許容される年間基準値(被ばく量換算値)の380億分の1で、人体に影響はない」と釈明している。

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