原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などが主催する原水爆禁止世界大会が27日、福島市で始まった。約1300人(主催者発表)が参加し「原発事故の深刻な状況を直視し、フクシマを核時代の終わりにする」とのアピールを採択した。
(略)
8月4~6日に広島、7~9日に長崎と続く。
原水禁の川野浩一議長(74)はあいさつで「良い核も悪い核もなく、平和であってこそ私たちの幸せがある。断固として脱原発、核兵器廃絶、平和憲法を守る運動を貫く」と述べた。(共同通信)
原発事故で避難した女性らが弁当提供などの活動をする任意団体「かーちゃんの力プロジェクト」の渡辺とみ子会長は「福島で作った食品は放射性物質の検査をしなければならず、毎回複雑な気持ちになる。もう誰にも私たちのようなつらい思いをさせたくない」と脱原発を訴えた。