13日投開票された滋賀県知事選で、初当選を決めた前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が14日、大津市で記者会見し、「(原発を段階的になくす)『卒原発』をしっかりとやっていく。『被害地元』としての意見を届け、不断の安全対策を進める」と述べ、原発に頼らないエネルギー社会を目指す考えを改めて示した。
卒原発について、三日月氏は「(県が)電力事業者と結んでいる原子力安全協定の見直しについて、早急に準備を進めたい」とも語り、隣接する福井県の原発の再稼働判断に関与できるよう求めていくとした。
三日月氏は選挙戦を振り返り、安倍政権が集団的自衛権の行使を認める閣議決定を1日に行ったことに触れ、「理解が深まっていない中での閣議決定で、多くの方の不安があったのではないか」との見方を示した。
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