宇都宮大学の福島乳幼児妊産婦支援プロジェクトで
栃木県に避難している福島の方々のアンケートの報告会がありました。
アンケートを行う事によって、避難している方の本音の気持ちが見えてきます。
自由記述の一言一言がとても重く響きます。
一時的の避難だと思って転居した借り上げ住宅がその家族の状況に合わない状態であっても、
自由に引っ越しが出来ないという事を私は初めて知りました。原発の事故でなければ、自然災害だけならば、もうとっくに家に帰る事が出来ているのに、
テレビなどでは報道されない避難を余儀なくされている方々の思いを少しでも理解し、広めるために、
とても長いですがアンケート結果の報告内容を書き出しました。
[…]自由記述より:健康・検査関連
・子どもたちの甲状腺検査の結果など、本当の情報が分からない事が多い(30代女性)
・南相馬市役所の対応が悪く、がん検診や子どもの予防接種などなにも情報がもらえず、
大変不便な思いをしている。
将来も、どうしていいのか、分からない。
もう、国や南相馬市は県外へ避難している人達は見捨てていると思っている。
南相馬市は最低なとこだ。(30代女性)・福島県内と県外の差を無くしてほしい。
町の検査などが平日のみで受診できません。
もう3年目に入ります。
小学校1年の子が3年になりました。
小学校の半分です。
今さら戻れますか?なので16年勤めた会社を辞めました(30代男性)
「。。。」自由記述より:国・東電の賠償について・なぜ、栃木県内だけ東電説明会が開催されないのか、不思議に感じている。(30代男性)
・適当に避難しており、その勤務先ではあたたかく(何事もなく、変わらず)迎えていただいております。
定住も考えたいのですが、避難元のローンもあり、
賠償をもっとしていたらかないと、二重ローンになります。
最低でも前の生活レベルに戻りたいです(30代男性)・これから先、前進していこうと思ってもそれを阻むものがあり不安定な状態です。
まず東電の対応、公平かつ迅速ではないという事。
福島原発の事故処理問題、無責任すぎます。
誰に対しても同じ避難している人たちの人権無視など、
アンケート書くだけでも血圧が上がり体調が悪くなります。(50代女性)・2年5カ月が過ぎても何一つ心が満たされる事はありません。
東電・国の曖昧な態度、避難者の気持ちでとか言葉は聞くけれど、
住まいを一番必要とする人間として、国民としての扱いはされていない気がする日々です。
東電の賠償は大切な(家・土地)の件はもう少し国が先に立ち進めるべきであると思う
(賠償の金額)次に進めない事知ってほしい。
(小さくても、家族と一緒に生活をする幸をください)
(なにがアベノミクスだか福島を3・11を忘れたのが、政治家たちにしか見えない)(70代女性)
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