ウィーン=喜田尚】国際原子力機関(IAEA)は4日、メキシコで高い放射線源であるコバルト60を積んだトラックが盗まれた、と明らかにした。メキシコの原子力規制当局が通報した。
コバルト60はがん治療に使われるが、直接さらされると生命に危険を及ぼし、いわゆる「汚い爆弾」に使用できる。
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盗まれた量は明らかにされていない。
2000年には、タイ・バンコクで病院が廃棄したコバルト60入りの医療機器を盗み、金属を解体して転売しようとして10人が被曝(ひばく)し、3人が2カ月後に死亡した。
全文は放射性物質、メキシコで盗難 「汚い爆弾」の原料