岩手県は18日、東京電力福島第一原発事故に伴う2011~12年度の損害賠償請求額のうち、東電と合意に至っていない21億196万円について、国の原子力損害賠償紛争解決センターに来年1月、裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てると発表した。
県によると、都道府県単位での申し立ては初めて。
県は昨年1月以降に計4回、総額66億2515万円の損害賠償を東電に請求。牧草地の除染費(26億4483万円)などで支払い合意に達したが、汚染牧草や稲わらの一時保管費用(13億1071万円)や、原発事故の対応で生じた人件費(5億1700万円)などは交渉が進展せず、申し立てに踏み切ることにした。
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県単位で損害賠償を求めることは好ましく思えます。しかし、除染その他、講じられた手続きが果たして岩手県の畜産業を安全なのものにしたのか。いくら賠償されてもされきれないものとは言え、賠償は絶対必要で正統なものです。