日当1万円上乗せへ 第一原発作業員の環境改善 東電 via 福島民報

東京電力は8日、福島第一原発の廃炉作業などに携わる人員確保に向け、作業員の日当が1万円上乗せとなるよう元請け会社への支払額を増やすと発表した。労働環境の改善策をまとめた緊急安全対策に盛り込んだ。

12月以降に発注する第一原発内の作業に適用する。第一原発は空間放射線量が高く、作業条件が劣悪なため、東電はこれまでも通常の人件費に比べ、1万円 を割り増ししていた。今後は割増分が2万円と倍増する。ただ、元請けから下請けへと仕事が回される過程で、末端に十分な手当が支払われない「中抜き」が問 題化している。割り増し分が確実に届いているか確認するためアンケートを実施する。

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全面マスクは放射性物質を吸着するフィルターが付いているため圧迫感があり、他の作業員と会話がしづらいなど負担が多く、作業ミスにつながる恐れがあ る。除染などによる空気中や土壌の放射性物質の濃度低下に伴い、マスクを着けずに作業できる区域を順次広げてきた。11日からは、がれきなどを保管してい る敷地北側区域も加え、敷地の3分の2以上が非着用区域となる。敷地内には来年末までに約1200人を収容できる8階建ての休憩所を建設する。敷地近くに 給食センターも整備する。

県庁で会見した石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は「40年かかる廃炉作業で、作業員の安全確保は不可欠。作業員のモチベーションを高め、廃炉作業を加速させたい」と語った。

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