長野県(環境部)プレスリリース平成25年(2013年)11月1日
放射性セシウムに汚染された落ち葉は、焼却すると放射能濃度が濃縮されその焼却灰の処理が困難になることから、県では昨年11月に、落ち葉から一定 濃度以上の放射性セシウムが検出された市町村に対し、落ち葉のたき火等を極力行わないよう、住民への周知を依頼しました。それらの、たき火の自粛を要請し た市町村について、今年度も引き続き落ち葉の放射性セシウム濃度の調査を行いましたので、その結果をお知らせします。
1.調査結果
- 東北信の4市町村で採取した落ち葉の放射性セシウム濃度は、不検出~60Bq/kg(詳細は下表のとおり)
- 落ち葉の焼却に係る放射性セシウムの評価基準は定められていないが、利用形態が類似していると考えられる薪の指標値(40ベクレル/kg)以下であった小諸市、御代田町、野沢温泉村については、落ち葉のたき火等の自粛は必要ないものと判断
(略)
(参考)
- 今回の調査は、市役所や町村役場の近傍の公園など多くの住民が落ち葉を集める場所で、今年の新しい落ち葉を採取して実施しました。
- 薪の指標値は、焼却灰に含まれる放射性セシウム濃度が、通常の一般廃棄物最終処分場に埋立可能である8,000ベクレル/kgを超えないように、濃縮率を200倍として定められたものです。
- 落ち葉のたき火の場合の放射性セシウムの灰への濃縮率は、昨年度の調査で6~19倍の範囲でした。
全文は長野県内における落ち葉に含まれる放射性物質の調査結果について
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