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Daily Archives: 2013/08/31
村上春樹 未公開インタビュー「まじめで強い日本人には、原発をなくすことができる」via alterna
「今回ばかりは、日本人は心の底から憤っていい」――。作家、村上春樹氏(64)が2011年11月、オーストリア人ジャーナリストに強い口調で原発事故を語った日本未公開インタビューの存在が明らかになった。未曾有の原子力事故に対して誰も責任を取ろうとしない現状を指摘し、「日本の非核三原則も偽善だ」と非難する激しい内容だ。(ジャーナリスト・桐島瞬、翻訳・岩澤里美) 村上氏が初めて福島原発事故に対する意見を述べたのは2011年6月、スペインのカタルーニャ国際賞の授賞式だった。 […] その5カ月後。村上氏は東京で、オーストリア人ジャーナリスト、ユーディット・ブランドナー氏(50)のインタビューを受け、再び原発事故について語っていた。その内容は、バルセロナでのスピーチをはるかに上回る激しいものだった。 インタビューは、オーストリア放送協会のラジオ番組で村上氏の肉声とともに昨年3月に放送され、ブランドナー氏がまとめた東日本大震災のルポ本(Reportage Japan、日本語版=Japanレポート3.11)にも収められた。だが、残念ながら日本語版への掲載は村上氏の許可が得られず、日本の読者が中身を知ることはできない。 そこで、インタビューで村上氏が何を語ったのか、放送された内容やブランドナー氏への取材を通じて明らかにしよう。 […] 「東京電力の社長とか何人か、本当に刑務所へ行くべきだと思う。何より日本の検察庁が刑事告発しないのです。これはすごく変なことだと僕は思います。誰も責任をとることをしないのです。これは、すごく間違ったことと僕は思います」 […] ――「私たちは18歳、19歳、あるいは20歳で、非常に理想主義的でした。私も世界が段々とよくなるだろうと、私たちはそう、それに向かって頑張っていたわけですが、そう信じていました。当時は非常にナイーブでした。そして多くのことが起き、私はもう信じなくなったのです。でも、この理想主義は感傷的な思い出として残っています。いまのほとんどの若者は、そんな理想主義をもう持っていないと思います。少なくとも、大規模な運動はありません。私の世代はこの理想主義がかつて存在したことを重視しています。それ以降、すでに40年が経過しましたが、そのような時がまた来ないのだろうかと自問します。それが成功するかどうか?分かりません」(Reportage Japanから引用) 全文を読む。
Why Fukushima is worse than you think via CNN
[…] TEPCO’s inability to stabilize the site, and the dramatic failure of the Japanese government, now majority owner of TEPCO, should come as no surprise. Indeed, so far, the Nuclear Regulation Authority has seemed too busy trying to help restart … Continue reading
3・11後のサイエンス:ヨウ素放出を掘り起こす=青野由利 via 毎日jp
なんで今ごろ?と感じた人は多かっただろう。この6月に日本原子力研究開発機構(JAEA)が公表した 原発事故初期の放射性ヨウ素131の汚染マップだ。よく知られている北西方向の汚染に加え、福島第1原発の南側にも広がっていた。実測に基づくヨウ素の汚 染分布地図が示されたのは初めてだ。 (略) 先月、原発事故で放出された放射性ヨウ素をテーマとするシンポジウムが東京都内で開かれた。拡散シミュレーションを続けるJAEAの茅野政道さんが示したのは、鳥居さんらのデータや福島県のモニタリングポストのデータなどを追加した新たな解析結果だ。 たとえば、2011年3月15日午後の大量放出は、これまでより遅い午後5時ごろから翌日午前1時ごろ と推定された。1号機のベントや水素爆発、2号機からの放出と、各地の沈着とを結びつけることもできた。「ようやくデータが出そろって、どこに、何時に、 どれぐらいの量が沈着したかがより正確にわかるようになった」と茅野さんは言う。 東京大大気海洋研究所の鶴田治雄さんのチームは、関東地方にある国や自治体の研究機関などが独立に測定した放射性物質の大気中濃度のデータを集め、分析した結果を公表した。 ヨウ素131とセシウム137の比率をみると、3月の大量放出の時は、それ以外の時よりヨウ素の割合が小さかった。別の機関が実施した原子炉内の放射性核種の推計とつきあわせ、「この時は炉内の放射性物質が水を通さずに放出されたのではないか」と見る。 文科省などが福島県や茨城県東海村で採取したダストデータからは、3月21日の午前中と午後とで、ヨウ素・セシウム比が大きく異なることもわかった。「原子炉からの放出の状態が変化したと考えられるが、何が起きたのか、分析されていない」と指摘する。 全文は3・11後のサイエンス:ヨウ素放出を掘り起こす=青野由利
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原発危なさ議論を 元国会事故調委員講演 via 大分合同新聞社
(抜粋) 国会が設けた福島第1原発事故調査委員会(国会事故調)で委員を務めた野村修也氏(51)が、このほど講演のため来県。事故の教訓や原発問 題を考える上でのポイントを聞いた。 地元との信頼関係 ―再稼働に向けた動きをどう受け止めるか。 有事の際の避難といったソフト面の対策はまだ、福島の反省を踏まえて再構築されたとは言えない。電力会社と地元の信頼関係ができておらず、これで再稼働 していいのかという問題はある。一方で経営基盤が弱い中小企業のことを考えると、廉価で安定したエネルギー供給体制を一刻も早く確立すべきだ。米国からの シェールガス輸入の本格化など、ほかの有望な資源の実用化が求められる。すぐにできないのなら、再稼働を視野に入れるしかない。 ―原発事故の教訓は。 日本の原子力行政は力が弱かった。旧原子力安全・保安院のトップは必ずしも専門家が就いていたわけではなく、電力事業者とのパワーバランスが崩れてい た。非常に低い確率の巨大災害に備え莫大(ばくだい)な金を掛けたくないとの心理が事業者には働くので、旧保安院はそれに屈せず厳しく対策を指導すべき だった。現行の原子力規制庁は旧保安院が横滑っただけの組織。それでは駄目で、事業者と対等に議論できる専門性の強化が不可欠だ。 つまびらかな情報 (略) ―原発問題を考える上で大切なことは。 原発は安全ではないという前提で議論をすること。各地に残る“安全神話”は砕いて、原発の危なさを真剣に考えるべき。原発大国のフランスには「原発は安 全だから動かすのではなく、しっかり対策を講じながら動かすべきものだ」という意識が市民にも定着している。そうした考え方に改めないとまた同じ過ちを繰 り返す可能性がある。 全文は原発危なさ議論を 元国会事故調委員講演