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Daily Archives: 2013/01/31
チェルノブイリ”立ち入り制限区域”で撮影敢行!オルガ・キュリレンコ主演の社会派作品『故郷よ』via 日刊サイゾー
プリピチャという街をご存知だろうか。ウクライナ北部にあるプリピチャは人口5万人ながら、平均年齢26歳で出生率の高い活気ある街だった。高層マンショ ンに近代的な病院、劇場、学校が並び、開業を間近に控えていた遊園地には街のランドマークのような観覧車が建てられていた。その観覧車からは豊かな自然に 囲まれた美しい街並を見渡すことができた。だが、この遊園地は一度も開業しないまま閉鎖されてしまう。プリピチャの駅も路線図から消されてしまった。 1986年4月26日、プリピチャから3km先にあるチェルノブイリ原発で事故が起きたからだ。チェルノブイリ原発から30km圏内は“ゾーン”と呼ばれ る立ち入り制限区域となり、全住民の退去が命じられた。プリピチャの街全体がゴーストタウン化してしまった。『007/慰めの報酬』(08)でタフなボン ドガールを演じて人気を博したオルガ・キュリレンコ主演の『故郷よ』は、プリピチャを舞台にした物語だ。事故後もプリピチャに残り、現地の観光ガイドを務 める女性の哀しい現実と事故当日までの愛と希望に溢れていた日々が描かれている。ゾーン内で初めて撮影された劇映画としても注目されている。 (略) オルガ・キュリレンコをはじめとするキャストやメーンスタッフは本作のテーマを充分に理解して撮影に臨んだが、ゾーン内での撮影はやはり困難を極めた。1 日の撮影時間が制限されており、持ち込む機材や資材も規制されていた。ゾーン内で寝泊まりすることはできず、毎日30km圏外にある宿舎まで雪道の中を往 復した。そして、何よりもウクライナ当局から脚本内容について厳しい検閲が入った。そのため撮影許可が降りるよう、ニセの脚本を用意して提出したそうだ。 このニセの脚本について尋ねると、よほど不本意な行為だったのだろう、ミハル監督は首を振りながら言葉短めに答えてくれた。 (略) 「ウクライナでの上映では、『故郷よ』は批判の対象となりました。当局は消防士たちがヒーローのごとく活躍して原発事故から人々を救出するという物語を期 待していたからです。でも、上映された作品はそれとは真逆のもので、事故の被害者たちの心情を描いたものだったのです。ウクライナの人たちにとって原発事 故はいまだにタブーなのです。現在進行形の問題なので、誰も口を開きたがらないのです。でも、この作品は原発推進でも脱原発を訴えものでもありません。事 故によって故郷を失い、自分の中のアイデンティティーの一部を欠落してしまった人々のドラマなのです。そして本当の恐怖とは放射能のように目には見えない ものだということを描いたものなのです」 (略) 時間はおそろしいスピードで、あらゆるものを風化させていく。『故郷よ』の英題は『Land of oblivion』(忘却の土地)となっている。 全文はチェルノブイリ”立ち入り制限区域”で撮影敢行!オルガ・キュリレンコ主演の社会派作品『故郷よ』
核実験の島はいま ~住民帰還は実現するのか~ via NHK online
(抜粋) 黒木 「ロンゲラップ島は、マーシャル諸島にあります。 アメリカは、ビキニ環礁など、ここマーシャル諸島で、1946年から10年あまりの間に67回もの核実験を行いました。 1954年には、日本の漁船、『第五福竜丸』の船員が被ばくするなど、深刻な被害をもたらした実験も含まれています。 この時の実験では、ビキニ環礁からおよそ200キロ離れたロンゲラップ島にも放射性物質が降り注ぎました。 1,750ミリシーベルト以上の放射線量が観測され、島民は被ばく、別の島などへの避難を余儀なくされました。 1990年代になってアメリカ政府は責任を認め、除染作業とともに、復興事業を進めてきました。 3年前からは、安全対策が完了したとして島民に島に帰るよう呼びかけています。」 (中略) かし、島民たちにとって、島に戻ることには不安もあります。 アメリカ政府によって、除染が行われたのは、住宅地周辺のおよそ15ヘクタールに過ぎません。 除染が行われていない地域の9か所で原水協が放射線量を計測したところ、1か所でアメリカ政府が定めた基準値を上回ったのです。 除染されていない場所でとれる食材を食べ続けることはできません。 体内に放射性物質が蓄積するおそれがあるからです。 さらに、帰島への妨げになっているのが、根強いアメリカへの不信感です。 実はアメリカ政府は、核実験から3年後に安全だとして、避難していた島民を島に戻したのです。 しかし、戻った島民に甲状腺がんや白血病などの異常が相次いだといいます。 (略) 太田記者 「多く聞かれたのは、帰島して本当に子どもたちが安全に暮らせるのかという声でした。 島の一部だけではなく、すべてが除染されなければ、帰るべきではないという意見も多く聞かれました。 調査団が46人の島民を対象に行った聞き取り調査でも、『今すぐ帰りたい』と答えた人はわずか4人で、ほとんどの人は帰島を望みつつも、放射能への不安から帰島をためらっているというのが現状です。 背景には、アメリカによる情報提供の少なさがあると思います。 アメリカは空間放射線量のほか、島の食料に含まれる放射性物質の検査を続けています。 しかし、そのデータは島民に提供されていません。 こうした不透明さが島民の不安をさらにかきたてていると感じました。」 全文は核実験の島はいま ~住民帰還は実現するのか~
Cumbria nuclear project rejected by councillors via BBC News
Plans to look for a site for a £12bn underground nuclear waste store in Cumbria have been rejected. Cumbria County Council vetoed an advanced “stage four” search for a site for the radioactive waste facility. The stage included detailed geological … Continue reading
英、核廃棄物最終処分場の候補地ゼロに via Yahoo! Japan News
イギリスで原発などから出る核廃棄物の最終処分場を建設する計画が地元の反対によって白紙に戻り、最終処分場の候補地がなくなりました。原発増設を含むイギリス政府のエネルギー計画に影響が出る可能性があります。 イギリスでは、原子力発電所などから出る高レベル核廃棄物の最終処分場を地下深くに建設する計画で候補地を募集したところ、中部・カンブリア州の二つの 郡が手を挙げていました。そのうちの一つ、コープランド郡の議会では、建設に向けた地質調査などを進めることが認められましたが、30日、二つの郡を管轄 するカンブリア州の議会が観光地である湖水地方への影響を懸念して計画案を否決したため、最終処分場建設は白紙に戻りました。 「雇用などの経済効果だけではなく数十億ポンドの地域にもたらす相乗効果を考えれば、他にもたくさんの人が協力を申し出ると思います」(イギリス エド・デイビーエネルギー大臣) 続きは 英、核廃棄物最終処分場の候補地ゼロに 英文記事:Cumbria nuclear project rejected by councillors via BBC News