*時事ドットコムと日本経済新聞とで、セシウムの値が異なるため、両方掲載しています。
宮城県は10日、栗原市の旧沢辺村地区の農家で2012年に生産されたコメから食品の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る最大240ベクレル の放射性セシウムが検出されたと発表した。農林水産省によると、福島県以外で基準値を超えるコメが見つかったのは初めて。農家が自家消費用に生産したもの で、市場には流通していない。
県はこれを受け、旧沢辺村地区の出荷自粛を栗原市に要請。今後、同地区で取れた出荷前のコメの全袋検査に加え、近 隣地区についてもサンプル検査を行って安全性の確認に努める。既に流通したコメは「出荷前のサンプル検査では問題がなかった」(農林水産部)などとして、 心配はないとの立場だ。
全文は宮城で基準値超のセシウム=コメ、福島県外で初-流通せず
宮城産米でセシウム基準値超え 福島以外で初 via 日本経済新聞
宮城県は10日、同県栗原市の旧沢辺村で収穫された自家消費用のコメから、食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える186~208ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。厚生労働省によると、福島県以外でコメが基準値を超えたのは初めて。
流通はしておらず、宮城県は栗原市に、旧沢辺村産米の出荷自粛を要請した。
宮城県によると、基準値超えの放射性セシウムを検出したコメが収穫された水田は長期間休耕し、東京電力福島第1原発事故当時は雑草が生い 茂っていた。機械で深く耕していないなど、表層にセシウムが多く残っていたと考えられ、県は「特異なケース」としている。周辺の水田で基準値超過はなかっ た。