さすが官邸報道部のカメラワークだった。首都圏反原発連合のメンバーが、原発を再稼働させた政策の矛盾点をズバリ突いても、野田佳彦首相の顔は撮らない。筆者はニコ生で視聴したが、ニコ生は官邸から提供された映像を流しただけである。
毎週金曜日、官邸前で行っている再稼働反対集会の主催者「首都圏反原発連合」が22日、官邸に乗り込み野田首相に直談判した。市民団体が運動の高まりを背景に時の最高権力者と面会するのは極めて異例だ。
政府に対する反原連の要求事項は次の通りー
1.大飯原発の再稼働を中止すること。
2.現在検査で停止中の全ての原発の再稼働をさせないこと。
3.国策としての原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換すること。
4.原子力規制委員会の人事案の白紙撤回。
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ミサオさんが首相との面会に至った経緯を明らかにした。「最初は密室でと言ってきた。要求事項を読み上げるところは記者クラブさえも出て行ってもらう、ということだった」。インディペンデント・メディアが同行できるよう、官邸側と粘り強く交渉してくれたのがミサオさんだった。だが、ひとっこ一人入れなかった。冒頭でも述べたが、ニコ生は官邸の映像を流しただけだ。
ミサオさんはインディペンデント・メディアが締め出された理由をこう明らかにした―「反原連と官邸の仲介者によれば、記者クラブが拒んだ」。
続きは反原連、首相に面会 「子供にでもわかるよう“原発止める”と言わない限り抗議を続ける」