選挙:山口・上関町長選 「推進派」町長3選 「原発抜き」町づくりへ via 毎日jp

◇福島事故で新設は困難

中国電力が上関原発を計画する山口県上関町の町長選が25日投開票され、原発推進派の現職、柏原重海氏(62)=無所属=が反対派で新人の前町議、山戸貞夫氏(61)=同=を破り、3選を果たした。福島第1原発の事故後、原発新設計画のある自治体としては初の首長選挙。野田佳彦首相は新規原発建設に否定的なため、柏原氏は原発なき後の町づくりも見据えた選挙戦を展開して圧勝した。確定得票数は柏原氏が1868票、山戸氏が905票だった。当日有権者数は3206人。投票率は87・55%(前回88・08%)。【小中真樹雄】

福島原発事故後は各地に「脱原発」の機運が拡大。上関原発の建設予定地周囲30キロ圏内にある周辺8市町議会は、6月末までに次々と「原発建設凍結」「中止」を求める意見書を可決した。

柏原氏は、商工業者ら推進派7団体の推薦を受け、町議12人中9人を占める推進派の支持も得て、選挙戦を戦った。

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