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Daily Archives: 2011/05/19
『福島第1原発:地震16時間後、燃料の大半溶融 1号機』 via 毎日jp
福島第1原発事故で東京電力は15日、1号機では地震発生から16時間後には燃料の大部分が溶融したとする暫定解析結果を発表した。地震直後の炉心の状況が判明したのは初めて。1号機の燃料損傷について東電は、3月に70%と発表し、4月に55%へ修正。経済産業省原子力安全・保安院も当時、メルトダウン(炉心溶融)に否定的な見解を示しており、当事者の見通しの甘さが示された。 続きは『福島第1原発:地震16時間後、燃料の大半溶融 1号機』 via 毎日jpから。
『メルトダウンは3月11日…初動の遅れ裏付け : 福島原発』 via YOMIURI ONLINE
東京電力は15日、福島第一原子力発電所1号機で起きた「メルトダウン(炉心溶融)」は最近起きたものではなく、同原発が津波に襲われた約4時間後の3月11日夜に始まったとする分析結果を公表した。 東電が注水を開始したのは、炉心溶融が始まってから10時間以上後の翌12日朝で、事故に対する東電の初動が遅れたことがデータからも裏付けられた。 東電は、中央制御室で地震直後から記録されたデータなどを基に、津波が襲来した3月11日午後3時30分頃から原子炉の冷却機能が働かなかったと仮定し、原子炉の炉心温度や水位を推定した。その結果、当初約300度だった炉心温度は、11日午後6時過ぎから急上昇し始めた。それに伴って、燃料最上部から約5メートル上にあった原子炉の水位も、津波から約4時間後の11日午後7時30分頃に約10メートル低下し、全燃料が水面から露出。同7時50分頃には、燃料が圧力容器の底に落下し始め、炉心溶融が始まった。 11日午後9時には、炉心温度が燃料(ペレット)自体が溶け始める2800度に達し、注水開始直後の12日午前6時には何らかの理由で圧力容器に穴が開き、水位が急落した。津波襲来から約15時間20分後の12日午前6時50分には、核燃料の大半が原子炉圧力容器底部に崩落した状態になった。 (2011年5月16日08時58分 読売新聞) 『メルトダウンは3月11日…初動の遅れ裏付け : 福島原発』 via YOMIURI ONLINE
『3号機にホウ酸注入、再臨界防止に1・2号機も』 via YOMIURI ONLINE
東京電力は15日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉で再臨界が起きないよう、原子炉の冷却水に、中性子線を吸収するホウ酸を溶かした上で、同日から原子炉への注水を始めたと発表した。 1、2号機も今後、同じ措置を取る。 再臨界は連続的な核分裂が再び起こる現象。1~3号機の原子炉圧力容器には当初、冷却のために海水を注入した経緯があり、東電はその塩分が中性子線を吸収すると見ていた。ホウ酸を冷却水に溶かすのは、冷却水を海水から淡水に替えて以降、塩分濃度が下がっていると見られるためだ。 一方、3号機の圧力容器は、上端部の温度が急上昇している。東電は「注水用配管から水が漏れている可能性がある」として、12日からは別の配管を追加し、二つの配管で毎時計12トンを注水した。14日からは注水量を毎時計15トンに増やしたが、上端部の温度は15日午前5時までの24時間で46・5度上昇し、297度になった。東電は、「注水がまだうまくいっていない」と見ている。 (2011年5月15日22時02分 読売新聞) 『3号機にホウ酸注入、再臨界防止に1・2号機も』 via YOMIURI ONLINE
『講演:脱原発、京大・小出裕章さん「生き物と放射線、相いれない」 /京都』 via 毎日jp
◇低線量でも被ばくのリスク 京都大原子炉実験所助教(原子核工学)の小出裕章さんが14日、京都市左京区の百万遍知恩寺瑞林院で講演した。市民団体「まちカフェ京都」が「原子力ってホントにいるの」と題して主催。定員を超える約150人が集まり、「脱原発」の必要を語り合った。【太田裕之】 小出さんは米科学アカデミーの委員会報告(05年6月)などを基に「どんなに低線量でも被ばくのリスクはある」と指摘。「生き物と放射線は相いれない。(一般人の人工被ばく年間限度)1ミリシーベルトは我慢しろと決められたもので、安全を意味しない」と強調した。 続きは『講演:脱原発、京大・小出裕章さん「生き物と放射線、相いれない」 /京都』 via 毎日jpから。
『浜岡原発運転停止 「2~3年で再開」困難』 via 東京新聞(削除済み記事のため全文転載)
中部電力の浜岡原発が止まった。十四日、5号機の運転を停止し、廃炉が決まっていた二基を含め、政府の要請を受け入れ五基すべてがストップしたが、放射性物質がそこにある限り、危険性は残ったままだ。中電は二、三年後の運転再開を目指しているが、さらに地震対策が求められる可能性もあり「再開は事実上不可能」とみる専門家は少なくない。 ■冷却維持 「運転を止めたからといって、地震や津波が起きても大丈夫、とはならない」。三沢毅・京都大原子炉実験所教授(原子炉物理)は強調する。原子炉内で核分裂反応は止まるが、セシウムやヨウ素などの放射性物質は放射線を発し、熱を出し続けるからだ。 燃料は、粒状のウラン成型物を詰め込んだ長さ四メートルの棒状の管を数十本束ねて一体と数え、浜岡原発には九千体ある。うち使用済み燃料が六千六百体だ。 原発停止後も、燃料は一〇〇度以下の「冷温停止」に保ち続けなければならない。福島第一原発では、検査で停止していた4号機の原子炉建屋が大破したが、使用済み燃料が津波で冷却装置の電源を失ったために高温となって水素爆発を起こした可能性もある。 危険と隣り合わせのため、燃料は簡単に運び出せない。国内では高速増殖炉などでの再利用も難航し、地下深くに埋める最終処分も受け入れ自治体が決まっていない。三沢教授は「電源対策が十分か、国は厳しく見る必要がある」と指摘する。 ■地震対策 政府が浜岡原発の全面停止を求めたのは、同原発の東海地震対策が十分ではないと判断したからだ。 中電は、高さ十五メートル程度の防波壁の建設や非常用ディーゼル発電機の設置など三百億円の津波対策を公表している。これらの工事終了が、中電の考える再開へのゴーサインだ。 原発に詳しい技術評論家の桜井淳氏は「東日本大震災で分かったのは、どこでどのくらいの地震が起きるか、今の科学では正確に分からないということ。国は、東海地震の規模や被害想定をやり直す方針で、浜岡はさらに対策の強化が求められるだろう。二、三年程度で再開するのは不可能」と明言する。 阪神大震災後、国は原発の耐震指針を改定した。電力各社は対策をまとめ、内閣府の原子力安全委員会と、経済産業省の原子力安全・保安院がダブルチェックすることになっている。浜岡3~5号機は審査がまだ終わっていない。 ■甘い審査 吉岡斉・九州大教授(科学社会学)は、その審査体制の矛盾を指摘する。「原発の安全審査は、科学技術庁の所管時にはチェック機能も働いたが、二〇〇一年の省庁再編で安全・保安院が設置され、資源エネルギー庁と同じ経産省に一元化された。原発を推進する側と、チェックする側が同じ。本来は米国の原子力規制委員会のように独立させ、経産省との人事交流も禁ずるべきだ」と話す。 国内には浜岡を含めて、商業用原子炉は計五十四基ある。吉岡教授は「浜岡だけ止めればいい、となるのが一番怖い。耐震性をきちんと審査できる体制を整え、ほかの原発にも適用しなければならない」と述べる。 (東京新聞) 『浜岡原発運転停止 「2~3年で再開」困難』 via 東京新聞 記事削除前のURL : http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051590065911.html
『1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気』 via 47ニュース
東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。 続きは『1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気』 via 47ニュースから。
『福島第1原発:作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か』 via 毎日jp
東京電力福島第1原発で14日、集中廃棄物処理施設で作業していた60代の男性作業員が死亡した問題で、男性が体調不良を訴えてから病院に着くまでに2時間以上かかっていたことが分かった。救急車に乗せるには警戒区域(半径20キロ圏内)外まで出る必要があるためだ。過酷な作業環境で危険にさらされていると指摘される原発作業員を取り巻く救急体制の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになった。 続きは『福島第1原発:作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か』 via 毎日jpから。
『福島第1原発:1号機で最高の2000ミリシーベルト計測』 via 毎日jp
東京電力は14日、福島第1原発1号機の原子炉建屋1階で、毎時2000ミリシーベルトの放射線量を計測したと明らかにした。作業員の被ばく線量の上限(250ミリシーベルト)を約8分で超える値で、事故後に計測された空間線量の中で最も高い。溶融した燃料がたまっているとみられる圧力容器底部と直結した配管から放射性物質が漏えいしている可能性もあるという。 続きは『福島第1原発:1号機で最高の2000ミリシーベルト計測』 via 毎日jpから。
『原発作業員、汗だく防護服で3時間・水飲めず : 福島原発』 via YOMIURI ONLINE
福島第一原子力発電所で事故後、作業中に初めて死者が出た。 14日に亡くなった60歳代の協力企業の男性の死因は、わかっていないものの、放射線量を気にしながらの防護服での作業は、身体的、精神的な負担も大きく、作業員に不安が広がっている。 「いくら安全と説明されても、怖いものは怖い。目の前の原発が爆発するかもしれない」。先月上旬から汚染水をためる大型タンクを作っている30歳代の作業員男性は、不安を隠さない。 作業時間は1日3時間だが、防護服は蒸し暑く、作業後、全身が汗だくになる。作業中に線量計の警報音が鳴っても3時間はきっちり働かされ、「ストレスで寝付きが悪くなった」。 3月下旬から約1か月間、同原発で作業に当たった20歳代の男性作業員は「防護服での作業は飲み食いできない上、トイレにもいけない。夏までには何か対策を考えないと作業にならない」と語った。 (2011年5月14日14時55分 読売新聞) 続きは『原発作業員、汗だく防護服で3時間・水飲めず : 福島原発』 via YOMIURI ONLINEから。
『1号機、原子炉建屋地下に大量汚染水か : 福島原発』 via YOMIURI ONLINE
東京電力は14日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下1階に大量の汚染水がたまっている可能性があると発表した。 水量は約3000トンに上るとみられ、圧力容器への注水が格納容器に生じたすき間から漏れ出た可能性が高いという。高濃度の放射性物質を含む恐れがあり、濃度が高い場合は移送を検討する。格納容器の水で原子炉を外から冷やす冠水(水棺)の続行は困難となった。 東電によると、汚染水が確認されたのは13日。作業員が原子炉建屋1階北西部の階段から地下をのぞき、たまり水を発見した。地下1階の高さは11メートルで、たまり水は、床から約4・2メートルの高さにまで達している。階段付近の放射線量は毎時72ミリ・シーベルトだった。 (2011年5月14日21時37分 読売新聞) 続きは『1号機、原子炉建屋地下に大量汚染水か : 福島原発』 via YOMIURI ONLINEから。