ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子
東日本大震災によって多くの尊い命が奪われ、地震・津波そして原発事故の影響でいまだに多くの方々が見通しの立たない避難生活を送っています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
私たち人権NGOヒューマンライツ・ナウはこの間、被災地を訪ねて被災者の方々の実情、特に基本的な人権である衣食住の問題、災害弱者と言われる方々の実情についてお話をうかがってきました。また、私自身、弁護士として被災地における法律・生活相談をさせていただき、被災者の方々の切実な声に接しました。
震災から二か月が経過するなか、避難者の方々の疲労・ストレスは深刻化しています。子ども、女性、障がい者、外国人、高齢者など、災害の影響を深刻に受けやすい人々の状況が特に懸念されます。このなかでも今日は女性たちの置かれた状況についてお話ししたいと思います。
続きは『「避難所暮らし 女性の状況改善を」』から。