Daily Archives: 2022/04/21

遠隔ではなく「人が作業」と東電が訂正 落下リスクある汚染配管をロープで固定 福島第一原発 via 東京新聞

 東京電力は21日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1、2号機間にある放射性物質で汚染された配管の落下を防ぐため、現場に作業員が入りワイヤロープで固定したことを明らかにした。本社の広報担当者は20日の取材に「全て遠隔操作で実施」と説明していたが、訂正した。現場の広報担当者の思い込みが原因だという。 […]  現場は、福島第一原発の屋外としては最も汚染された場所。配管と排気筒の接続部の表面線量は毎時4000ミリシーベルトと、人が数時間とどまれば確実に死ぬ。 東電は計135メートルの配管を26分割して撤去する。これまで切断を3回試みたが全て失敗しており、作業再開も見通せない。(小野沢健太) 全文

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東電に6540万円の賠償命令、国への請求は棄却 福島原発避難者訴訟、さいたま地裁判決 via 東京新聞

東京電力福島第一原発事故で福島県から埼玉県などに避難した住民ら95人が、国と東電に計約11億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、さいたま地裁は20日、東電に計約6540万円の支払いを命じた。国への請求は「規制権限を行使しても事故を回避できたとはいえない」として棄却した。原告側は控訴する方針。  国と東電の双方に賠償を求めた訴訟の地裁判決は18件目。国の責任は地裁、高裁で判断が分かれ、最高裁が近く統一判断を示す見通し。東電の責任はいずれも認められている。 岡部純子裁判長は判決理由で、国は2002年に公表した地震予測の「長期評価」を基に、福島第一原発の主要建屋の敷地高を超える津波の到来を予見できたのに、規制権限を行使しなかったと指摘。「重大な責務を果たしたとはいえない」とした。  一方、予測された津波と実際の津波は違いが大きく、「長期評価にしたがって規制権限を行使しても、事故を回避できたことが認められない」として国への訴えを退けた。原告の一部は東電による賠償も認められなかった。 原告は原発事故の避難指示区域に住んでいた人や自主避難者ら。[…] さいたま市内で会見した原告側は「大事故を起こしておいて、規制してもしなくても同じで責任がないというのは、到底信じられない判断だ」と批判。原子力規制委員会は「新規制基準への適合性審査を厳格に進め、適切に規制したい」、東電は「判決内容を精査し、対応を検討する」とコメントした。(杉原雄介) 全文

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切れかけの汚染配管をワイヤロープで固定 地震で切れ落ちて垂れ下がる恐れ 東電福島第一原発via 東京新聞

 東京電力は20日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1、2号機間にある高濃度の放射性物質で汚染された配管が、切断中の複数回のトラブルでもろくなっているため、ワイヤロープで近くの別の配管に固定すると発表した。汚染配管は一部が切れかけの状態で、地震などで切れ落ち、折れて垂れ下がる恐れがある。 切断を試みている配管は直径約30センチ。3月27日に遠隔操作の装置で、初回に撤去する約11メートル(重さ約1トン)の両端の片側9割を切った後、切断器具が配管に食い込んで動かなくなり、作業を中止した。3月1、2日に失敗した際の切れ目も近くに集中し、配管の強度が下がっている。 今月19日の調査で、切れかけの配管のゆがみが大きくなっていることが判明。20日にクレーンによる遠隔操作でワイヤロープを配管に巻き付ける作業を始めた。(注:東電広報担当者は21日に「配管へのロープ巻き付けは、作業員が現場に入って実施した」と説明を訂正しました) […]  配管は2011年3月の事故直後、原子炉格納容器の破裂を防ぐために炉内の汚染蒸気を放出する排気(ベント)で使われた。11年が過ぎても、人が近づけない。(小野沢健太) 全文

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