Daily Archives: 2021/06/02

小出裕章氏「福島原発は石棺で閉じ込めるしかない」 via 週間エコノミストOnline

2011年3月11日に発生した東京電力福島第1原子力発電所の破局的な事故(フクシマ事故)の災禍は、今もなお続いている。放射能汚染水の取り扱いなどは今まさに直面している焦眉(しょうび)の課題だが、ここでは廃炉を完了させるに当たって避けては通れないデブリ(熔融<ようゆう>した核燃料と原子炉構造物等が混合した残がい)の回収が不可能である、という点に絞って記すことにする。  フクシマ事故で問題となる核分裂生成物のうち、人間に対して最大の脅威となる放射性物質は「セシウム137」だ。日本政府によると、フクシマ事故では広島原爆がばらまいた168倍のセシウム137が大気中にばらまかれたという。「原子力緊急事態宣言」が当日発令され、その宣言は10年を経た現在も解除できないまま続いている。炉心には広島原爆の約7800発分のセシウム137が存在していた。 […] しかし、スリーマイル島原発は米ウェスチングハウス(WH)社が開発した加圧水型軽水炉(PWR)を使っていたのに対して、福島原発は米ゼネラル・エレクトリック(GE)社が開発した沸騰水型軽水炉(BWR)を使用していた。PWR型はBWR型に比べて圧力容器鋼材の厚さが厚い。[…] 原文

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Review: Lesley Blume’s “Fallout: The Hiroshima Cover-up and the Reporter Who Revealed It to the World” via Portside

By Lawrence Wittner In this crisply written, well-researched book, Lesley Blume, a journalist and biographer, tells the fascinating story of the background to John Hersey’s pathbreaking article “Hiroshima,” and of its extraordinary impact upon the world. […] Blume reveals that, … Continue reading

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国の責任、地裁判決は8勝8敗に 新潟で原発避難者訴訟 via 朝日新聞(Yahoo!ニュースJapan)

東京電力福島第一原発事故で福島県から新潟県に避難した237世帯805人が国と東電に計88億5500万円の損害賠償を求めた集団訴訟の判決が2日、新潟地裁(篠原礼裁判長)であった。判決は東電の責任を認めて賠償を命じたが、国の責任は認めなかった。 全国で起こされた同様の訴訟で、地裁が国の責任を否定したのは今回で8件目。ほか8件では国の責任を認めており、判断が割れている。東電の責任については16件すべてで認めている。  今回の訴訟の提訴は2013年7月。原告数は福島県の訴訟を除くと全国最多で、避難指示区域外の自主避難者が約8割を占めている。夫を残し母と子で避難する母子避難が多いのが特徴だ。精神的損害の慰謝料などとして、原告1人あたり1100万円の賠償を求めた。  主な争点は、国が原発事故につながるような大津波を予見し、東電に対策を講じさせることで事故を防ぐことができたか▽賠償の目安となる国の「中間指針」に基づく賠償は十分か、の2点だった。 […] 全文

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