東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)から30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)内の5市町は2日、事故時の避難計画などを議論する「UPZ関係自治体首長懇談会」を開いた。東北電に対して再稼働に向けた「事前了解権」を求めず、意見集約を見送った。各首長は9日の市町村長会議で村井嘉浩知事に女川2号機の再稼働について意見を述べる。
懇談会は登米市と東松島市、美里町、涌谷町、南三陸町で構成する。非公開の懇談会では、避難計画の実効性を担保することが重要との方向性で一致した。5市町で唯一再稼働に反対する美里町の相沢清一町長は、東北電に対して「事前了解権」を求めるよう訴えたが採用されなかった。
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