29日午後、愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所の放射線の管理区域の外にある建設現場で火事がありました。火は作業員によってすぐに消し止められ、県によりますと放射能漏れはないということです。
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四国電力によりますと、出火した現場は、国の新たな規制基準に基づいて3号機に設置するテロなどから原子炉格納容器の破損を防ぐ設備などを備えた「特定重大事故等対処施設」の建設現場で、工事中に火花が飛び散り、養生テープの一部が燃えたということです。
火が出た現場は、放射性物質を取り扱う放射線管理区域の外にあり、県は記者会見で、放射能漏れはなく3号機への影響もないと説明しています。
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伊方原発では1号機・2号機の廃炉が決まっているほか、3号機でも運転を停止し、定期検査が行われるなどしていて、現在、稼働中の原発はありません。