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記者 片岡春雄(かたおかはるお)町長が8月中旬、高レベル放射性廃棄物(ほうしゃせいはいきぶつ)最終処分場選定(せんてい)に向けた文献(ぶんけん)調査への応募を検討すると表明しました。
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Q 選定はどうやって進むのかな。
A 論文やデータを事前に調べる文献調査(約2年)▽ボーリングし地質を調査する概要(がいよう)調査(約4年)▽地下施設を作る詳細(しょうさい)調査(約14年)の3段階で決まります。
Q 交付金が出るんだってね。
A 見返りに国から文献調査で最大20億円、概要調査で最大70億円の交付金が出ます。
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A 町内の賛否は分かれています。次の調査段階に進むには首長と知事の同意が必要ですが、鈴木直道(すずきなおみち)知事は反対の立場のため、文献調査に応募しても概要調査には進めません。
Q それでも町長が応募したいのはなぜ?
A 町の年間予算は約56億円。文献調査の交付金20億円でも魅力的(みりょくてき)です。根底には「原発があるのに最終処分場の議論をしないのはおかしい」との町長の政治信条もあります。応募の是非は別として処分や選定の方法などの議論は必要です。(北海道報道部)