Daily Archives: 2019/05/14

除染後も深刻な高線量、グリーンピース調査 via 東洋経済online

岡田広行 2011年の福島第一原子力発電所事故を機に立ち入りが厳しく制限されている福島県内の「帰還困難区域」のほか、すでに避難指示が解除されて住民の帰還が進められている区域でも深刻な放射能汚染が続いていることが、国際環境NGOグリーンピースの調査によって明らかになった。 […] 居続けると原発労働者を上回る被ばく グリーンピースは原発事故直後である2011年3月以来、福島県で放射能汚染の実態を調査してきた。29回目となる今回、調査したのは浪江町および飯舘村の計6カ所。それぞれの場所で、ゆっくり歩行しながら一定間隔でそれぞれ数千ポイントに及ぶ詳細な測定を実施した。 そのうち浪江町の大堀、津島は帰還困難区域である一方、その一部が政府から「特定復興再生拠点区域」に認定され、除染を実施したうえで2023年3月の避難指示解除を目指すとされている。しかし、福島原発から西北西約10キロメートルの距離にある大堀地区の汚染レベルは深刻で、グリーンピースが調査した場所の平均値は毎時4.0マイクロシーベルト。最大値は同24.3マイクロシーベルトに達していた。 毎時4.0マイクロシーベルトを政府の計算式に基づいて年換算すると20ミリシーベルトを超えており、そこに居続けた場合、福島第一原発で働く労働者の年間平均被ばく線量3.7ミリシーベルト(2019年1月の月間実績値を年換算)をも大幅に上回る。 また、福島第一原発から北西約30キロメートルの津島地区で避難住民の自宅を測定したところ、平均値が毎時1.3マイクロシーベルトと、国の除染目標である毎時0.23マイクロシーベルトを大幅に上回っていた。この避難者宅は政府のモデル除染事業の実施対象に選ばれ、2011年12月と翌2012年2月に大掛かりな除染が実施されたものの、依然として放射線量が高いままだ。自宅敷地内では最高値として毎時5.9マイクロシーベルトという高線量も記録した。 浪江町や飯舘村のすでに避難指示が解除された地域でも、線量の低減が十分でないことが判明した。浪江町のある小学校・幼稚園に隣接する森を調査した結果、平均値が毎時1.8マイクロシーベルト、最大値は毎時2.9マイクロシーベルトもあった。小型無人機(ドローン)を用いて測定したところ、小学校の敷地と隣接する南側では除染が終わっていたが、小学校の北側の森林では、道路沿いから20メートル離れたエリアが除染されていないこともわかった。「立ち入り制限がなく、子どもも自由に出入りできる場所でこのような放射線レベルが存在するのは憂慮すべきことだ」と、調査に従事したグリーンピース・ドイツのショーン・バーニー核問題シニアスペシャリストは3月8日の記者会見で述べている。 原発から北西約32キロメートルにある、飯舘村の農家の敷地内では、「除染終了後の2016~2018年に放射線量の低下が見られなかった」(バーニー氏)。周囲を森に囲まれており、「山林の未除染部分の放射能が、裏山の下方および家屋近くを再汚染しているとも推定される」とグリーンピースの報告書は述べている。家主はやむなく家屋の解体を迫られ、現在も別の場所での避難生活を余儀なくされている。こうしたことから報告書では、「住宅の除染の効果が限定的であったこと」や「帰還した場合の被ばくリスクの低減も限定的になるだろう」と指摘している。 ずさんな除染労働、人権侵害も […] 3月8日の記者会見に同席した元除染労働者の池田実さん(66)によれば、「雇われた会社から支給されたのは、サージカルマスクとゴム手袋、軍手、ヘルメットだけ。上着もズボンも長靴もすべて自分で用意し、汚れたままの服装で宿舎と現場を行き来した。除染作業のリスクについてきちんとした説明がないまま現場に配置され、高線量下の場所で、草刈りや汚染土壌の運搬に従事させられた」という。 池田さんが除染作業に従事したのは放射線レベルの高い浪江町の帰還困難区域で、2014年2月から5月までの4カ月間。「現場ではアラーム機能のない積算線量計を配付され、空間線量は知らされないままに作業した。ホールボディカウンターによる内部被ばくの結果も伝えられないまま、退職願いを書かされた」(池田氏)。 […] 全文

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Things that Go Boom: Nothing good happens after ‘nuclear midnight’ via PRI’s The World

Things That Go Boom is a co-production of PRX and Inkstick Media, and is a partner of PRI’s The World. This season, the podcast digs into backroom negotiations and political ploys, and asks: Is American foreign policy doing its job? … Continue reading

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汚染土最大200万立方メートル 復興拠点の除染で初試算 via KYODO

 東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域の一部を再び人が住めるように整備する福島県内6町村の「特定復興再生拠点区域(復興拠点)」の除染で、汚染土などが最大約200万立方メートル出ると環境省が試算していることが12日、分かった。復興拠点の除染による汚染土の総量が明らかになるのは初めて。 […] 全文

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As Reactors Shut in Massachusetts and Pennsylvania, Nuke War Rages in Ohio and New York via Reader Supported News

By Harvey Wasserman s the nuke power industry slumps toward oblivion, two huge reactors are shutting in Pennsylvania and Massachusetts.  The shutdowns are a body blow to atomic energy. The soaring costs of the decayed US reactor fleet have forced … Continue reading

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福島第一原発2号機原子炉への注水止める試験 温度上昇は想定内 via NHK News Web

福島第一原子力発電所2号機で東京電力は13日、事故後、続けられていた溶け落ちた核燃料を冷やすための原子炉への注水を一時的に止める試験を行いました。 (略) 福島第一原発1号機から3号機の原子炉格納容器の内部には溶け落ちた核燃料と構造物が混ざり合った「燃料デブリ」がありますが、原子炉の温度は注水によって20度前後で安定しています。 東京電力は13日、トラブルなどで、原子炉の冷却が一時的にできなくなる緊急時の対応に生かすために、注水を止めて上昇する温度を確認する試験を初めて行いました。 試験はことし2月、「燃料デブリ」とみられる堆積物に初めて触れる調査が行われ、温度計の信頼性が高い2号機で行われ、午前10時40分からおよそ7時間半にわたって、原子炉への注水量をゼロにしました。 その結果、注水を再開した午後6時17分現在の温度が25.7度で、この間の温度の上昇は1.2度と、現段階では想定の範囲内で、東京電力はもし、原子炉の冷却ができなくなるような事態が発生しても、対応する時間は確保できるとしています。 全文は福島第一原発2号機原子炉への注水止める試験 温度上昇は想定内

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Tepco tests halting water injection into crippled reactor at Fukushima No. 1 nuclear power plant via The Japan Times

FUKUSHIMA – The operator of the Fukushima No. 1 nuclear power plant conducted a test Monday temporarily halting the water being injected into one of the reactors that suffered a core meltdown in the wake of the 2011 accident. Through the … Continue reading

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Will Art Save Our Descendants from Radioactive Waste? via Jstor Daily

What if the great threat to human life isn’t a bomb dropping down from above but radioactive waste creeping up from below? Will art come to our rescue then? Before a world that trembled beneath the threat of nuclear holocaust, … Continue reading

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福島の汚染土 棚上げでは復興は見えぬ via 信毎Web

東京ドーム1・6個分(200万立方メートル)の汚染土が出る―。  福島県の帰還困難区域で整備する「特定復興再生拠点区域(復興拠点)」を巡り、環境省がこんな試算をはじき出した。  汚染土は福島第1原発に隣接する中間貯蔵施設に運び込むが、最終処分地は決まっていない。  政府はどう処分するつもりなのか。地元と十分に話し合うこともなく、根本策を棚上げしたまま復興を主導してきたつけが回ってきている。 (略) 復興拠点の対象は帰還困難区域の8%にすぎない。6町村は全域を除染し、避難解除の時期を示すよう求めている。国が受け入れれば、汚染土は何倍にも増える。  居住制限区域と避難指示解除準備区域などから出た汚染土だけでも1400万立方メートルに上る。国は住民の反対を押し切って中間貯蔵施設を造る際、当てもないままに「2045年3月までに福島県外で最終処分」と約束した。  汚染土の一部を道路整備に再利用する環境省の減量計画も、実証試験地の住民が強く反発し、早くも行き詰まっている。 (略) この4月、第1原発が立地する大熊町の一部で避難指示が解除された。政府からは「これで復興五輪を内外に発信できる」との声が聞かれた。形ばかりの復興を急ぐ姿勢は相変わらずだ。  ふるさとの再生とコミュニティーの再建を福島の人々は願っている。国は除染や廃炉に関する情報を全て開示し、今後の見通しも隠さずに伝えた上で、それぞれの自治体が採る選択肢を下支えしなければならない。 全文は福島の汚染土 棚上げでは復興は見えぬ

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