超党派の国会議員連盟「原発ゼロの会」が13日に開催する「除染土壌の再利用および最終処分をめぐる意見聴取会」をライブ配信いたします。
日時:5月13日(月)16:00~18:00
場所:衆議院第一議員会館 地下1階 大会議室
主催:超党派国会議員連盟「原発ゼロの会」
協力:原子力市民委員会
内容
1.開会挨拶 原発ゼロの会(2分)
2.環境省からの説明(各10分)
○ 福島県内「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略」
に基づく再利用について
○ 福島県外(岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉)に
おける放射性物質汚染対処特措法に基づく最終処分について
3.協力団体(原子力市民委員会)からの説明(10分)
大島 堅一(龍谷大学教授/原子力市民委員会座長)
茅野 恒秀(信州大学准教授/原子力市民委員会核廃棄物部会)
4.意見表明 5分×11人 (申込到着順、全応募者)(55分)
① 藤原 寿和 さん(千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会)
② 田代 真人 さん((一社)被曝と健康研究プロジェクト)
③ 田中 俊一 さん(飯舘村復興アドバイザー)
④ 糸長 浩司 さん(日本大学生物資源科学部特任教授)
⑤ 今中 哲二 さん(京都大学複合原子力科学研究所 研究員)
⑥ 満田 夏花 さん(国際環境NGO FoE Japan)
⑦ 木幡 忠幸 さん(「原発いらない」放射能から市民を守る会)意見書のみ
⑧ 大沼 淳一 さん(市民放射能測定センター(Cラボ))
⑨ 栗村 佳子 さん(個人)
⑩ 松野 玲子 さん(生活協同組合パルシステム東京)
⑪ 和田 央子 さん(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
⑫ 瀬川 嘉之 さん(高木学校)
5.質疑応答(40分)
6.参加議員の受け止め および 閉会挨拶(3分)
開催趣旨
放射性物質汚染対処特措法(特措法)に基づいて行われた除染作業で生じた土壌等(除去土壌)は、福島県内で1,600万~2,200万m3、福島県外の汚染状況重点調査地域で33万m3と推計されています。
福島県内の除去土壌は、「中間貯蔵開始後30年以内に福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずる」となっています。これを受け、環境省は2016年4月「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略」を策定し、8,000Bq/kg以下の除去土壌を、覆土・遮蔽などの飛散防止対策を行った上で、公共事業で再利用する方針を打ち出しました。現在、飯舘村長泥地区で農地造成の実証事業が行われています。二本松市の農道への利用は、住民の反対により事実上中止となりました。南相馬市の常磐自動車道の拡幅工事においても除染土の利用が計画されています。
他方、福島県外(岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉)の除去土壌は「放射性物質汚染対処特措法」に基づき市町村が処分することになっています。環境省は、茨城県東海村と栃木県那須町で埋め立て処分の実証事業を実施し、現在、放射性物質の濃度の上限を定めず、30cmの覆土を行った上で埋め立て処分を可能とする省令案・ガイドライン案を策定しようとしています。
こうした方針について、環境省から市民に十分説明がされ、意見が聴取されているとは言い難い状況にあります。
[…]
関連リンク
原子力市民委員会
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