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福島原発事故後の複雑心奇形の全国的増加 via 日本の研究.com

この度、名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科村瀬研究室と、名古屋市立大学大学院医学研究科心臓血管外科学教室との共同研究による論文(福島原発事故後の複雑心奇形の全国的増加)が、アメリカ心臓協会(AHA: American Heart Association)の専門誌Journal of the AmericanHeart Association に掲載されましたのでご報告いたします。

1986 年のチェルノブイリ原発事故の後、近隣諸国では先天性心疾患の発生率の増加が報告されました。日本においても、2011 年3 月に東日本大震災と福島第一原発事故を経験しましたが、その影響に関する全国的な調査はまだ行われていませんでした。

そこで私たちは、日本胸部外科学会が福島原発事故前から集計している先天性心疾患に関する手術データに着目しました。日本胸部外科学会は日本全国の病院を対象に先天性心疾患に関する手術データを集めており、本研究では2007 年から2014 年までの手術件数を使用して解析を行いました。このデータには、日本における46 種類の先天性心疾患に関する手術件数がほぼ全て含まれています。私たちは、心臓の発生の早期段階の障害に起因する、高度な手術治療を必要とする複雑な先天性心疾患(複雑心奇形・29 種類)に着目し、事故前後の手術件数の変化を解析しました。

解析の結果、乳児(1 歳未満児)に対する複雑心奇形の手術件数は、原発事故後におよそ14.2%(95%信頼区間:9.3%-19.4%)の有意な増加が認められ、調査終了時の2014 年まで高い水準が維持されていました。一方、1−17 歳の患者に対する複雑心奇形の手術件数は、研究期間中においては著しい変化は認められませんでした。複雑心奇形の手術件数は、その発生率そのものとは異なるものの密接に関連しているため、複雑心奇形の発生率の上昇が示唆されました。しかしながら、その正確な原因については今後の研究課題です。

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Nationwide Increase in Complex Congenital Heart Diseases After the Fukushima Nuclear Accident

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